【d!】平凡な高校生活返してくれ。【syp】 (ページ4)

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弐怪目ページ4

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「……は？」

世界を救うって…明日隕石でも降ってくるのか？
何言ってんだこの化け狐は。

『かくかくしかじかで…』
「ちょっと何言ってるかわかんないっす」
『チッ、伝わらなかった…』

現実はそんなに甘くないぞ。くっ…、と頭を抱えている。そういえば耳4つあるのか。
聴覚えぐいんだろうな…

『えー、あの、私は妖怪、なんですけど！！その妖怪にも良い妖怪と悪い妖怪がいまして。
その悪い妖怪が人間界のっとってやろーぜ！みたいな感じになってるんですよ。とりあえずやばいんです。はい。』

…この狐に語彙力がないことだけわかった。まあ理解力があるからなんとなーくは理解できたけども。でもどうやってただの高校生の俺が世界を救うっていうんだ。

『今、どうやって世界救うねん！って思いましたね？ね？』
「その顔うざいんで帰ってもらっても？」
『すいませんやめます……ｺﾞﾎﾝ、えーとですね。妖怪の世界には"妖術"というものがあります。』

あー…なんか漫画とかで見たことあるかもなぁ…なんか魔法みたいな感じのアレ…

『なんと！その妖術が、このお守りを身に着けると使えちゃいま〜す！！』ﾊﾟﾝﾊﾟｶﾊﾟｰﾝ

まず妖術自体がよくわかってないんだが……と、とりあえず魔法みたいなんがお守りを身に着けると使えるんよな？うん…

『えー、このお守りすごいんでね、水、風、炎の3種類の術が使えちゃうんです！！』
「ちか……水とか風って…急に言われてもよくわかんないんすけど」

『んむむ……まあそうですよねぇ…あ、ならば、実戦あるのみ！！ですね！！』
「……はぁ？」