ただ、昔みたいに...【文スト】【男主】

『最弱』の第２４話 ページ26

「だ、誰だ！」



騒ぎすぎたからか、見張りの奴に見つかる

げぇ、めんどくさ……




『中也、これって僕も戦うの？』




中也「当たり前だ。因みに俺は3徹目ですげえ眠い」




おぉ……ポートマフィアもブラックだもんな……




『りょーかい』




箱から大きな鋏を取り出す

久しぶりに使うな、これ




「おい！侵入者だ！！」




あ、やば、人増えた




『中也、僕が雑魚殺るから、中也ボス捕まえてきてよ』




中也「……死ぬなよ」




『僕は死なないよ、中也こそ死なないでね』



そう言うと、中也は自身を浮かせ、ビルの屋上に向かう

さて、僕は雑魚を殺らないと……




『ふぅ……じゃ、1人目』




鋏で首を切り離したり、刺したりする




『48人目……か』




……48人も、人を殺めてしまった

ごめんなさい、安吾さん


僕は、僕はもう政府には戻れない


ごめん兄さん、僕は兄さんみたいに光に行けない



僕は、弱いから








中也「修治、終わったか？」




『っ！うん、終わったよ』




上から中也が降りてくる

血まみれ……あぁ、ボスを殺したのか




中也「……手前…」



『ん？どうしたの？』




中也「っ……いや、なんでもねぇ」




どうしたんだろう？

変な中也



ポートマフィアに戻り、報告をする



報告を終わらせると、また鎖に繋がれた




『ねぇ、首領。これ、ずっと繋がれるの？』




首領「まぁ当分はね。いつ君が逃げるか分からないからね」




そう言って首領は自分の部屋に戻って行った






はは、僕が逃げ出せるはずないのに


僕に逃げる気がないのも知ってるくせに



あぁ、イライラする


たった1日で泉鏡花が殺した35人を上回る数の人を殺めたんだ

こんな血に塗れた僕をだれも必要としない


必要としてくれるのは、ポートマフィアだけだ

いや、ポートマフィアも《僕》じゃなくて《異能力》を必要としてるだけか



あぁ、こんな僕が生きている意味なんて、あるのかな？


あは、死にたいなぁ


どうやったら死ねるかな？

苦しいのは嫌だなぁ



首吊りなら……苦しいのは一瞬、だったっけ？

いいなぁ首吊り自 殺


縄……あるかな


あ、異能で出せばいいのか




『こうして……っと、よし、完成』




あ、遺書かかなきゃ……

紙と鉛筆……




中也「よぉ、修治！菓子もってきたぞ……って何してんだ手前！」




あ、中也に見つかった

この後縄は没収されましたとさ

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←『最弱』の第２３話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す