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『最弱』の第1話 ページ3

「おい、最弱が来たぞ」




誰か知らない奴が、笑いながら言う




「本当だ。邪魔だっての」




他のやつも笑いながら話しだす




あーあ、嫌になっちゃうな




兄が出来すぎるから、僕は笑われる




なんで皆平等じゃないの?




酷いよ…









そしてある部屋の前で立ち止まる




『太宰幹部、書類を持ってきました』




自分の苗字に幹部を付けなければいけないなんて




太宰「あぁ、君か…さっさと置いて出て行ってくれ」




『はい、分かりました、兄さん』




嫌味で兄さんと呼んでみる




太宰「君みたいな出来損ないに兄さんなんて呼ばれたくないね。
10秒以内に部屋から出ていってくれないかい?
目障りだ」




ちょっと嫌味を言っただけで、何倍にもなって返ってくる




『すいません』




僕は兄さんと昔みたいに笑い合いたいのに



冗談を言って冗談で返して…



ただ…



ただ普通の兄弟らしい事をしたいだけなのに…




何でそんな当たり前のような事が出来ないんだろう




僕が出来損ないだからかな?




人気のない場所に行き、昔の僕と兄さんを思い出す




『ねぇ、ひばりはどうやったら昔みたいに戻れると思う?』





ひばり「さぁ?僕には分からない」





ひばりが現実を突きつける


…やっぱり出来損ないの弟なんて要らないんだろうな




『え〜、もうちょい真剣に考えてよ〜』





ひばり「はいはい、すいませんでした」




絶対にすいませんっておもってないよね!?




『もういい、作に慰めてもらうもん』




ひばり「相変わらず作之助の事好きだな」




だって作は僕の事を兄と比べないから




相談に乗ってくれてるから




けど兄も作と仲いいんだよなぁ…




作「あ、津島!見つけた…首領(ボス)がお呼びだ」




珍しく、作が焦ってる




あぁ、ポートマフィアで僕達の様な位の低い奴らが首領に呼ばれるなんて、「用済み」 「排棄」 「人事整理」 ぐらいだもんね




それを思い出し、顔から血の気が引いていくのが分かった





やばいと思い、作に走って着いて行った





作曰く、その時の僕の顔は真っ青だったらしい




ひばり?




あぁ、忘れてた←

『最弱』の第2話→←兄より少し劣った少年の設定



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アカヤ(プロフ) - 今までの文スト小説でトップレベルに面白かったです…!! 続きが読みたいです! (2020年11月12日 20時) (レス) id: c94cddf62e (このIDを非表示/違反報告)
わんわん(プロフ) - 更新頑張ってくださいね!応援してます。面白かったです (2020年5月14日 15時) (レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
夜響(プロフ) - 愉菜さん» おうよー! (2019年4月6日 19時) (レス) id: ae73f08a21 (このIDを非表示/違反報告)
愉菜(プロフ) - 夜響さん» ありがと!頑張って更新するわ (2019年4月6日 18時) (レス) id: e5e72bcc7b (このIDを非表示/違反報告)
夜響(プロフ) - 流石ですね。続き楽しみにしとるよ〜^_^b (2019年4月6日 18時) (レス) id: ae73f08a21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愉菜 | 作成日時:2019年4月6日 18時

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