英斗総合病院。２

☆ ページ45

あなたside




安「ほな、いったんここに座ろか〜^^」


リハビリをするための
ベッドみたいな所に、
安田先生に支えられながら
ゆっくり腰かける。


もちろん右膝は曲げれないから
伸ばしたまま。


私がしっかり座ったことを確認すると、
安田先生も私の隣に腰かけた。


安「初めましてやし、

ちょっとお話しよっ？」


そう言って、学校のことや部活のこと、
怪我をした経緯なんかを聞かれて、
私もその質問に答える。


安「バスケかぁ〜ええなぁ〜。

ほら、僕、この身長やん？(笑)

体育の授業でバスケとかやったけど、

シュート打とうとしても

すーぐボール取られんねん(笑)」


私からしたら全然高く思えるけど、
男子の中では低い方なのかな。


『ええなぁ〜青春やなぁ〜』なんて
ニコニコしてる安田先生。


「あのっ、

でもあまり歳変わらないですよね…？」


何歳なんだろ？って
ずっと気になってたことを
思いきって質問してみる。


安「えっ、誰と？

僕とAちゃん？」


「(ｺｸﾝ)」


安「えぇ〜(笑)

そんな若く見えるぅ？

僕もう30こえてるで(笑)」


「えぇ？！嘘……」


全然見えない…

まだ20代だと思ってた…。


安「ほんまやってぇ〜(笑)

あっ！

でも歳近い方が話しやすいやんな！

じゃあ25歳くらいにしとくわ(笑)」


「えぇ〜(笑)何ですかそれ(笑)」


安田先生のふわふわした雰囲気に
思わず私も笑顔になる。


安「んふ、だいぶ緊張ほぐれてきた？」


「え……？」


安「最初、緊張でガチガチやったよ？

自分で気づいてへんの？(笑)」


確かに緊張はしてたけど、
いつも通りに振る舞ってた
つもりだった。


でもそれは安田先生には
お見通しだったみたい。


私の緊張をほぐすために
こうしてお話する時間を
作ってくれたんだ…
って思うと安田先生の優しさが
心に沁みて涙が出そう…。


安「あまり緊張せんで？

楽しくリハビリやってこな^^

これからよろしくお願いしますぅ〜」



「は、はい！

よろしくお願いします…(ﾍﾟｺｯ」



リハビリ……不安だけど頑張ろう。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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