英斗総合病院。２

☆ ページ40

錦戸side




それでも何とか頑張って
目を開けてくれて、
瞼の裏を見ると真っ白。


それに…ほっぺたに触れたときに
何か少し熱ない？って思って、
熱をはかってもらうと37.5℃と微熱。


朝から体調悪かったって
言ってたもんな。


これは少し休んでも
すぐ良くならないのは当然やな…。


そのあとは聴診と念のため喉も診て。


心臓の音がドクドク速かったから
きっとかなり緊張してるんやね…。


錦「すぐ戻ってくるから、

ちょっと待っててな？」


貧血を調べるためには採血が必須。


採血用の翼状針とアルコール綿、
駆血帯、必要な本数のスピッツを
トレイに入れて
Aちゃんのいる診察室に戻る。


錦「Aちゃん、お待たせ。

ほな、今から採血させてな？

やったことある？」


「……えっ…………ないです……(涙)」


錦「ちょっとチクッてするだけやから^^

そんな怖がらんでも大丈夫やで！」


「…………は……ぃ…………(涙)」


錦「ほな右手捲ってくれるかな。」


怯えながらも右手の袖を捲って
腕を出してくれたAちゃん。


錦「ちょっと腕縛るで…

キツいけどかんにんな。」


駆血帯でAちゃんの腕を縛って
針を刺しやすそうな血管を探す。


(……全然血管出て来ぉへんな…………。)


指で押したりさすったりしても
なかなか刺す場所が定まらへん。


Aちゃんはぎゅって目をつぶって
反対側を向いて、
さらに左手で目を覆ってる。


錦「よし……

ほなちょっとチクッとするで〜」


難しいかな……と思ったけど
ここしなかないって思った場所に
一か八か針を刺した。


「(ﾋﾞｸｯ)んんっ……(涙)」


(……あっ……やっぱりあかんか……。)


案の定一発で血管に
針を入れることができへんかった。


俺は針を刺したまま、
何とか針を入れようと
何度も角度や向きを変えて
血管を探した。


Aちゃんの気持ちなんて考えずに…。


血管に針を入れることに集中して
Aちゃんに声もかけへんで
針をグリグリ動かし続けた。


それでもやっぱり
血管に入れることはできなくて…


錦「ん〜……あかんなぁ……

ごめん、１回針抜……く…………」


そこで俺は自分は最低なことを
してしまったと気づいた。



「ｳｯ……ｸﾞｽｯ…………ﾋｯｸ…………(泣)」



Aちゃん、声をこらえて
ずっと泣いてたんや…。








信ちゃんHappy Birthday!!

文字数足りなくて何も書けないけど
とりあえずずっと大好きです！！笑

2016.1.26

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキー∞ソング♪

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