J U M P 君達の辛い日【HSJ】 (ページ13)

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侑李side

「知念アクロバットはどうだ？そろそろ出来てないと合わせるのが遅くなんだ」

侑「す、すみません…。まだ出来なくて…」

「とりあえず頑張るように。じゃ、最初からな」

やっぱ迷惑かけてるんだ…

薮「焦んなくていいから」

光「お前のペースでいいよ」

コソッと影で支えてくれる二人

僕どうしたらいいの…？

そんな風に考えてると、やっぱりダンスも乱れてくる

圭「ちいちゃん、こっちだよ？」

侑「あ、ごめっ…」

と、そのとき

ギュッと締め付けられるような痛みがお腹に襲いかかり、

僕は立っていられなくて、床に座り込んでしまった

「知念！？」

侑「っっ…」

涼「ちょ、どうした！？大丈夫か？」

大「先生！ちょっと時間ください！」

「ああ、体調不良なら医務室へ行け」

雄「知念…？」

だんだんと、視界がうるうるしてくる

申し訳なさと、痛さ、自分の出なさに悔しくて涙が溢れる

裕「大丈夫…？どっか痛いの？」

侑「…大丈夫っ…ごめんっ…」

慧「バカ、立てんな」

ふわっと浮いたからだ

僕は伊野ちゃんにお姫様抱っこされた

慧「医務室連れて行ってくる」

薮「分かった。振りの確認はまた教えるから」

慧「ありがと」

痛み耐えれずギュッとお腹を押さえた

慧「腹痛いの？」

侑「こくっ))…ごめんっ…」

慧「謝んないで、大丈夫だよ」

凄く辛い…。なんで急に腹痛なんか……

そう考えてるうちに医務室についた

軽く診てもらって、原因が分かったみたい

「知念さんはストレスでの腹痛ですね。風邪や病気ではありません」

慧「…そうですか。ちょっとベッド借りますね」

「はい。私は少し部屋を出ますので、お願いします」

白衣を着た人は部屋から出て行った

僕はふかふかのベッドに寝かされ、パイプ椅子に伊野ちゃんが座る

慧「お腹撫でよっか？」

侑「いーの…？」

慧「全然いいよ。ちょっとごめんね」

服の上からゆっくり撫でてくれる

伊野ちゃんの手は暖かくて優しい