J U M P 君達の辛い日【HSJ】 (ページ1)

今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:61,661 hit

有岡×山田ページ1

涼介side

ズキっ……

涼「いってぇ、……」

いつもよりまだ少し暗いカーテン越しの光

俺はズキズキと痛む腹痛で目が覚めた

原因なんて心当たりない

でも今日は朝から大ちゃんとロケがある

それもまた食べる系だから、本当は行きたくない

大『おはよう！！もうすぐ山田の家に着くよ！』

しかし、こんな事を連絡してくれれば休む気なんて飛んでいく

とりあえずお腹の痛みで食欲がなかったため何も食べずに支度をした

ギュルルッ……

迎えを待ってる間も嫌な痛みが続くばかり

引いたり押し寄せたり、冷や汗が垂れるほど辛い

すると、インターホンがなった

行かなきゃ………

大「おはよっ！俺ちゃんと遅刻しなかったよ！」

涼「はいはい…。近所迷惑だから声抑えて」

と、朝から声を貼る大ちゃん。元気で良いなぁ

そして痛みに耐えながらなんとか車までたどり着けた

俺は大ちゃんの隣の席に座る。いや、大ちゃんが隣に来たが正確

大「メイクとかはついてからやるんだって。まだ６時だからワクワクするー！」←

いや、修学旅行じゃないんだから…。と、心でツッコミを入れて俺は目を瞑った

最低でも一時間はかかるらしいから十分寝れる

大「え、寝ちゃうの！？俺暇だぁ…」

涼「おやすみ…」

なんとかさっきの眠気が再来したためすぐに眠りにつけた

しばらくすると大ちゃんも静かになったから、きっと寝たのだろう

_______しかし

ギュルルッ……

またこの痛みで目が覚めてしまった

まだ20分も寝てないのに、邪魔をしてくる腹痛

隣にはスヤスヤ眠ってる大ちゃんがいるため起こせない

涼「っ……。いっ、て……」

膝掛けをギュッと握り、靴を脱いで体育座りをした

お腹を冷やさないようにしてるけど効果はない

……痛い……。どうしよ、なんか寒い……

次から次へと不調が襲って来て、自然と涙も出て来てしまう

ポロポロと大粒の涙がどんどん溢れて来た

涼「うぅ、……っく、……」

と、その時。隣にいた大ちゃんが目を覚ました

大「ん、…？やまら、……？」