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道。 ページ1
少しずつ先へ進めと人は言うけれど、
目の前に道がある気がしないのは私だけなのでしょうか。
ふと足元へ目を落としたら、下を向いてると言われる始末。
後ろを振り返ってみれば靄がかかって何も見えず。
いつになったら私は此処から動き出せるのかと落胆していると、
遥か先から、昨日まで隣にいたはずの人間の声がした。
「少しずつで良いから」
と肩を叩いてくれた人間も、気付けば隣にはいなかった。
周囲は私を残したまま前へと進んでいってしまったらしい。
ならば私は、
と一つ鼻で笑って片足を前へ突き出してやった。
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作者名:柚木姫歌 | 作成日時:2011年7月24日 5時