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全て話し終えた時
すっきりした俺とは真逆に、君は泣きそうな顔をしている
そしたら
「なんかごめん、章ちゃん。」
いきなり謝られて
「なんでえ。」
って聞いたら
「辛いこと思い出させてしまって。」
って、どこまでもいい奴
俺が伝えたかったからって明るく言ったら、なら私も聞けてよかったって笑うから
もうほんまどこまでもいい奴
そして不意に気になった言葉
「章ちゃんって呼んでくれてるん？」
そう言えばパスケースを渡した瞬間から名前で呼んでくれていた君
君が俺の名前を知ってるのに、俺は君の名前を知らないって不公平だしなんか申し訳ない
ほら、そう言うのってお互いに名前で呼んで会話する方が楽しかったりするもんだし
だから俺も名前で呼ぶわ
「A、です。」
少し遠慮気味に名乗る君
「おん。Aな。」
ぴったりやん、そう思った
君のその顔も性格も、そして君自身の雰囲気もぴったりやん
知らぬ間に心はどこかに動き出していた
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夢と月(プロフ) - KEI888さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます（ ; ; ）たくさん更新できるように頑張ります！ (2019年8月3日 17時) (
レス) id: 4d6797b4bc (このIDを非表示/違反報告)
KEI888(プロフ) - 早く続きが読みたいです (2019年8月3日 13時) (レス) id: d3efcc4ac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢と月 | 作成日時：2019年7月27日 11時
