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午前は海で遊び午後はプールで遊び、お風呂も夕飯も済ませふっかふかのベッドにダイブした。
「ん〜〜、やっぱホテルのベッド最高」
「っし、A」
「ん？」
「受け止めろ！」
「は？…ちょ、ま、うぐッ」
どーんとベッドにダイブした私にどーんとダイブした優太。
思わず変な声が出てしまった。
「それ女の子にすること？」
「へへ、Aだもん」
「…意味わかんなすぎて無理」
「あ、照れた？」
「前頭脳プリンになった？平気？」
「んー、何言ってるかわかんね」
私の上から私の横へとモゾモゾと移動してくる。
え、なに、なにがしたいの？
怖い怖い怖い怖い。
するりと腰に手が回ったと思えばぎゅっと体を引き寄せてくる優太。
その行動にびっくりして言葉が出なくなる。
やっと出した声はとても間抜けなものだった。
「…本当にいいの？役とはいえ俺とこういうことすんだよ」
「な、んでよ…学校だけじゃないの？」
「カレカノっぽくするためにはこういうの慣れとかなきゃじゃね？」
「彼女ってことアピールすればいいだけでしょ？」
「そ、だからラブラブオーラ全開にしないとじゃん？そのためには普段からの行動が大事じゃん？」
「そう…なの、かな？」
「…幼なじみだからいいっしょ？別に」
「いや、いいんだけどさ…」
「ん？」
「していいこととしちゃダメなことあるからね、そこちゃんとしてよ」
「俺をなんだと思ってんだよー」
「猿」
「は？」
「おやすみ！」
「いっでぇ！！！…おやすみ」
いい加減眠たくなったので優太の顔に手を押しやって無理やりベッドからずり落とした。
かなり痛い音がしたが優太のことだからきっと大丈夫だろうと思いそっと目を閉じた。
「騙してごめんね」
夢の中でそう、聞こえた気がした。
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作者名：Kaede | 作成日時：2019年9月24日 20時
