救出と再捕獲 ページ39
二人は無造作に置かれた梶井の殺戮兵器を踏まないよううまく避けながら、中に入っていった。
中也「…うおっ、コイツか、弁慶」
割りに広い、倉庫奥の暗闇の中で中也が云う。
Aがそちらに懐中電灯を向けると、確かに武蔵坊弁慶を連想させる毛深い巨体の中年男が倒れているのが見えた。
外にいる太宰に確認すると、やはりこの男が。
…それにしても何故爆弾魔が倒れているのか。
答えは案外、容易に想像が出来た。
弁慶が木葉と中に入る
→梶井が既に中にいた
→驚いた梶井にスタンガンで木葉ごと昏睡させられる。
…おおかた、こんな感じだろう。
足元に落ちているスタンガンも、こう考えれば辻褄が合う。
A「でも、…だとしたら、木葉さんは何処に」
先程から木葉が見つからないのは何故なのか。
どこかに抜け穴があって、別の場所に連れていかれていたら………
…杞憂とはこの事かも知れない、とAは思った。
＿木葉は弁慶の下にいた。
推定90�坩幣紊呂△襪任△蹐Φ霏里涼砲忘姑梢箸鯆戮気譟�苦しそうな体勢だ。
Aが急いで下から引っ張り上げると、その所作で目を覚ました木葉に「…カノジョ？」と呟かれ全力で右頬をひっぱたいてしまった。
…まあ、元気ならよしとしようじゃないか。
尾長「…コノハサン…ホンモノ…」
木葉「尾長(笑)」
鷲尾「笑い事じゃない。あの中年男に何かされてないか」
赤葦「どこですか、どこ触られましたか」
猿杙「木葉答えて早く。全部脱がせるよ？」
木葉「え、えと」
猿杙「…小見やん押さえて〜」
小見「ラジャー！」
木葉「う、腕！腕とか、あと口塞がれた気がする！」
それを聞いた梟谷の面々は真顔でマネから除菌シートを受け取り、発狂する木葉の口と腕をくまなくゴシゴシと力任せに磨いた。
数秒後には薄い皮膚が真っ赤に腫れ、木葉はビリビリと感じる痛みに床上で悶絶する。
＿＿＿外で待機させていたマフィアの車に縄で固めた爆弾魔を無理やり詰め込んで、東京の拠点に送り届ける。
長かった、とAが長く息を吐くと、中也が「ん」と片手を差し出してきたのでもう一度息を吐いてその手を握った。
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蟹江(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます(o；д；)oｳﾜｧｱ((深夜で頭沸いてますゴメンナサイ (2020年8月25日 0時) (
レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
あまね - 完結おめでとうございます(遅い)！この作品文ストの中で一番好きです！！しかもハイキューとのクロスオーバー……面白かったです！！こんな素敵な作品をありがとうございました！ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 138e71a309 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 花蓮さん» 最後まで読んでくださりありがとうございましたo(*⌒―⌒*)o続編は…無理そうかもです(´ﾍ｀；)稲荷崎方言だからニガテ… (2020年7月24日 15時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 完結おめでとうございます！！！ずっとこの作品を読むのを毎日の楽しみにしていたので、寂しい気もしますが、嬉しいです。稲荷崎の続編も蟹江さんが良かったら、是非書いて頂きたいです！！これからも更新応援してます。 (2020年7月24日 13時) (レス) id: 65f516d7e9 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 鏡月夜紅さん» かけもち作品減らそうと思って無理矢理終わらせましたすみません( ノД`)…続編も書きたいけど余裕がない！気が向いたらまたクロスオーバー書きたいと思ってます(°▽°) (2020年7月19日 11時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年4月21日 1時
