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春の夜 ページ3
出逢いの春
いつもはどうでもいい様な
いつもは楽しみを感じる季節なのに
何故か今年は憂鬱だ
君と離れさせる、今年の春は嫌いだ
君は、遠く離れて私の知らない君になる
私以外のいい女を見つけて、幸せになって
ああ、嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だと思うのに、想いを伝えられない
私自身も嫌いだ
何故言えない。何故伝えられない。
好き、その一言だけなのに
全てを捨ててしまえば、言えるのか
否、違う。臆病者だからだ
ああ、嫌だ嫌だ
勝手に憂鬱になって、勝手に妄想して、泣いたあの夜
春とは、今まで思い出したくなかったことを思い出させる
夜とは、人の気分を下げる
春の夜は、いつもの夜より嫌いだ
でも、君と話せたあの日は
君と電話できたあの夜は
大嫌いで、大好きだ
悲しませる君は大嫌いだ
すぐ私を喜ばせる君も嫌いだ
君がいなければ、こうならずに済んだのに
そう思うのに
やっぱり私は、君が大好きだ
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作者名:睦月有叶 | 作成日時:2020年7月20日 22時