貴方からくれた色は【松野カラ松】

色3 ページ3

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その日は看護師さん達が

少し忙しそうだった




食事を運んできた看護師さんに聞くと







｢あなたの横に
入院してくる男性がいるのよ｣





そう言った





別にどうでも良かった





今はこの目をどう治すか





それしか考えられなかった






そしてご飯を食べた１時間後






男性が私の横に運ばれてきた






私と色違いの青の病院服を着ていた







ずっと1人で暇だったため



早く覚めないかなと思った







それから3日後



その男性は目を覚ました




麻酔が切れたのだろうか？





取り敢えず話しかけてみた





『あの…』





？｢うぇ！うわ、はい！｣





すっごくビックリしてしまった





『あ、ごめんなさい
驚かせてしまって
私宮野 Aって言う名前なの

あなたは？』




そう言うと





｢俺は松野カラ松だ！｣




そう言ってきた




そのままカラ松さんと仲良くなった




何が好きなのかとか



なんの仕事をしているのかとか

(カラ松さんは大工さんだそうです)



家族構成話したりした




それからまた3日たった



聞いていなかったことを思い出し



聞いてみた





『なんでここにいるの？』と





そう聞くとカラ松さんは


少し暗い顔をして






｢ガンなんだ…｣



そう言った





ガン。



治る確率はかなり低いと言われている




でも私は


『大丈夫だよ！』




としか言えなかった




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