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きらめく昼下がり ページ10

『まだかなぁ』

少し進んだ所は鼻がたくさん咲いていてとても綺麗な場所だった。

『お腹すいた・・・そういえばもらったクッキーが残ってたっけ』

空腹に負けクッキーをかじるとまた小さくなってしまった。


『忘れてたぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

このままじゃジャックハートさんに気づいて貰えない、それに追いかけても追いつけないだろう。

『どうしよう、また迷惑かけちゃう』


?「あらあら見ないお花ね、どうしたのかしら」


『今喋ったのはあなた?』

私を見下ろすように赤い薔薇があった。

『そんなわけないよね。花は喋らないもの』

?「そんなこと無いわ、話せますとも」

?「おしゃべりだからねw」

周りの花たちが一気に話し始めた。

「お歌でも歌いましょう!」

「きらめく昼下がりにしましょう!皆が歌えますもの。百合さん?」

そう言うと花たちは歌い始めた。とても綺麗な声で魅力的だった。

「六月の花園には 夢と幸せいっぱい
花たちの歌が響く きらめく昼下がり」

『とても綺麗で素敵な歌・・・』

「気に入ってもらえて嬉しいわ!ところで貴方はなんのお花なの?」

『お花じゃないよ、私はAっていうの』

「こんなお花あったかしら?」
「見たことないわ」


「もしかして雑草!?」
「そんなの嫌だわ!」
「出ていってちょうだい!」

いきなり叫んだと思ったら私に向かって葉を降ってきたり水をかけてきたり・・・

『なによ、私が元の大きさに戻ったら積んであげるよ!いい人達だと思ったのに・・・』

1人寂しくその場に座った。

『・・・ジャックハートさん早く来ないかな』

きっと頼れるのはあの人だけだろう。

ジ「やっと見つけた、クッキー食べちゃったの?w」

頭上から聞こえたジャックハートさんの声を聞いても安心した。

『ま、間違えて食べちゃいました』

ジ「まだあるからいいよ、さあ元の大きさにもどって?」

小さなクッキーをかじると元の大きさに戻った。

『こ、怖かった・・・』

ジ「まさか花達にあったのかい!?それは怖かったね」

そう言うと私の頭に手を乗せた

ジ「遅くなってごめんね。さあ行こう!」

『はい!』









どもども作者でーす!
評価とお気に入りありがとうございます!
私が初めてアリスを見た時、
「うわぁ、パンジー怖ぇ」
と思いました!歌は大好きだけどね

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作者名:ゆずさく | 作成日時:2015年10月14日 20時

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