山姥切長義の"もしも" (ページ10)

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軍議ページ10

愛姫side
鯰尾「軍議ったって、話すこと無くないですか？」
愛姫「出来ること少ないもんね」
謙信「長義、だいいちぶたいのみんなをはんぎゃくしゃよばわりしていたんだぞ」
小竜「どうもできなくない？」
大般若「このままここで暮らすか」
国広「名案だ。と、言いたいところなんだが、主が心配だ。何としてでも戻らなくては」
長谷部「主・・・」
小竜「うわ出た。主ガチ勢」
愛姫「もしかして国広、姫様がどうともなかったらここに永住する気だった？」
国広「ああ」
出たよ堀川派の血筋。
ちなみに堀川派は一ヶ月間の山籠りの前科がある。
(理由:修行に出た和泉守兼定が心配すぎて何事にも虚ろな反応しか返さない堀川国広を元気付けるため)
小豆「さすがは山姥切だな」
褒めるところじゃないですよ、小豆さん・・・。
こちとらその自由奔放な初期刀様のせいで困り事が沢山あったんです。
鯰尾「いち兄や兄弟たちは、俺のことどう思ってるのかな・・・」
愛姫「え？」
鯰尾「あ、いや。謙信が言うには、俺たち反逆者扱いされてるんでしょ？それでいち兄は俺を見限ったかなって・・・」
燭台切「そんなことないよ。一期さん、鯰尾くんがそんなことするはずないって信じてた」
鯰尾「良かった」
鶯丸「なら、一期たちを味方につければいいんじゃないか？」
愛姫「たしかに」
にっかり「どれくらいいるのかなぁ。・・・味方の事だよ？」
国広「古株の奴等は違和感を抱いているんじゃないか？」
愛姫「歌仙とか伽羅とか？」
長谷部「薬研」
鶯丸「一期は兄バカだからな。異論を唱えているだろうさ」
容易に想像がついたのは何でだろう・・・。
鯰尾「俺の兄弟たちとか！」
にっかり「浦島くんや篭手切くんとかね」
小竜「意外と味方いそうじゃん」
国広「よし。愛姫、鯰尾、謙信。本丸に行って説得してこい」
愛姫「何言ってるの？」
鯰尾「ちょっと理解できないですね」
謙信「ぼくのはなしをきいていなかったのか？」
国広「すごい罵倒される俺」
愛姫「国広が言いたいのはこういうこと？本丸の偵察ついでに古株の刀たちを説得してこい」
国広「そういうことだ」
大般若「よくわかったな」
愛姫「七年も一緒にいますからね」
燭台切「あっ！」
愛姫「どうしたんですか？」
燭台切「いや、何で僕たちは山姥切くんの記憶があるんだろうって考えてて、結構昔の書に書いてあったことなんだけど____」