恋愛相談 二 ページ35
愛姫side
姫様の部屋に行くと、乱、加州、次郎がいた。
愛姫「姫様ぁー！私、どうしよう！どうしたら良い！？」
主「まず何があったのか聞かせてごらん」
愛姫「私！その、伽羅・・・」
乱「ふーん。やっと自覚した感じ？」
次郎「遅いねぇ。結構前からアタシたちは気づいてたけど？」
加州「あからさまなアピールだったのに、中々気づいてもらえてなかったよね。努力が報われたね、大倶利伽羅！」
主「まぁ私もこの間みんなに言われるまで知らなかったけどね」
愛姫「どうしよう・・・」
加州「ていうかさぁ、俺たち、愛姫と一緒にいて殺されない？」
乱「まぁ面倒な事になるだろうけど、殺されはしないよ」
愛姫「いや、だから、私、どうしたら良いかな？」
乱「うーん。愛姫ちゃんは、大倶利伽羅さんと今の関係のまんまがいいの？それとも、一歩進んだ関係になりたい？」
愛姫「・・・どっちかわかんない」
加州「でも、するのは嫌じゃない？キスとかさ」
・・・まぁ、伽羅なら、嫌じゃない、かも。
うん？こう思うって事は、私、伽羅のこと、好きなのかな！？
次郎「黙るってことは、嫌じゃないってことかい？」
愛姫「・・・伽羅なら、嫌じゃない」
乱「きゃーっ！大倶利伽羅さん、良かったねぇ」
加州「大倶利伽羅・・・。お前の恋、実るかもよ」
乱「ていうか、愛姫ちゃん。大倶利伽羅さんに髪結い紐貰ってたでしょ」
愛姫「な、なんで知って」
次郎「そりゃわかるよ。あれだけあからさまな髪結い紐なんだからね」
加州「愛姫気づかなかった？髪結い紐に龍のチャームがついてたの」
愛姫「え？私が貰ったときにはついてなかったよ」
主「じゃあ外したときには？」
愛姫「伽羅のこと考えて、見てなかった・・・」
次郎「本人からしたら、願ったり叶ったりだろうけど」
加州「俺たち、うわマジかって思ったよ。髪結い紐で牽制してくるなんて思ってみなかったから」
乱「愛姫ちゃん可愛いししょうがないよ」
主「明日さ、伽羅ちゃんの能面破壊させるために、メイクさせない？」
乱「賛成！」
加州「桜舞わしてやろうぜ！」
愛姫「わ、私も、伽羅に、アピールしてみる」
乱「うわーっ！どうしたの？」
主「どういう心境の変化？」
愛姫「私も好きになったよーみたいな？なんか、その、伽羅の隣に並んでも、恥ずかしくないように」
加州「もう十分可愛くて恥ずかしくない顔立ちしてるから」
愛姫「伽羅はカッコいいの！そのためには、もっと可愛くならないと！それに、伽羅は優しいから、私も伽羅に似合う女の子になりたい！」
主「愛姫ちゃんもしっかり長船だったよ」
乱「見た目にすごーく気を使うタイプのね」
加州「ちなみに中身もね」
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年4月4日 20時
