山姥切長義の"もしも" (ページ28)

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起きろページ28

国広side
主の部屋の戸を、勢いよく開ける。
国広「起きろ主！俺を忘れるんじゃない！目を覚ませ！」
というか、なんだこの部屋は。
時間遡行軍でも、人間でもない気配が充満している。
主「や、まんば、ぎり・・・」
国広「そうだ！山姥切国広だ！」
主「え、こんな小さい山姥切知らない」
国広「はぁん？」
主「あっこのガラの悪さ知ってる。うちの山姥切だ」
国広「思い出したんならそれでいい」
主「いやぁそれにしても小さいねぇ。愛姫より小さいねぇ」
国広「言うな」
ちょっとショックだったんだぞ、愛姫より背が低いの。
というか、
国広「戻らん」
誰だ？
主が思い出したら元に戻るって言ったのは。
戻らなかったぞ。
主「何この部屋。マジ空気汚い」
国広「仕事しろ空気清浄機」
主「待ってそれ私のこと？」
国広「あんたしかいないだろ」
主「ちっ。空気清浄、開始します」
きれいになった。
なんだったんだ？さっきまでの気配は。
そこに、大倶利伽羅が飛び込んできた。
主「あ、伽羅ちゃん。何抱えてるの？ドロップの産物？にしては禍々しい気配してるね」
伽羅「ふざけるな。愛姫と長義だ」
主「呪われたの？」
ふと、大倶利伽羅の腕に違和感を覚える。
国広「お前、腕の龍はどうした」
伽羅「・・・・・・・・・散歩」
国広「嘘つけ」