山姥切長義の"もしも" (ページ3)

今日:27 hit、昨日:1 hit、合計:2,694 hit

第一部隊の絆ページ3

愛姫side
愛姫「国広どうしちゃったの？みんな国広のこと知らないって言うし・・・」
国広「知らん」
愛姫「ていうか、どうして私は国広のことを覚えてるの？」
国広「知らん」
愛姫「他に誰か覚えてる刀いないかな？」
国広「彼奴らには覚えていてもらいたいものだな」
愛姫「だね」
彼奴らはたぶん、最初の第一部隊のことだと思う。
国広、私、長谷部、鶯丸さん、鯰尾、にっかりが最初の第一部隊だった。
今はみんな、別々の部隊の隊長だ。
でもたまに最初の第一部隊のみんなで出陣するときがある。
やっぱあの面子で出陣すると初心に戻っちゃうな。
？？「おや、誰と話してるのかな？愛姫」
愛姫「に、にっかり」
にっかりには言われたくないよ！
きみだってよく"何か"と話してるじゃん！
国広はというと、にっかりに近づき、・・・にっかりを叩いた。
にっかり「！！？！」
愛姫「国広！？」
国広「何だ。触れるのか」
にっかり「これはこれは、随分と小さくなったものだね」
国広「見えているのか！」
愛姫「国広のこと、覚えてるの？」
にっかり「ああ、しっかりとね。朝起きたら誰もきみのことを覚えていなくて驚いたよ」
国広「もしかしたら、他の奴等も」
愛姫「うん。覚えてるかもしれない！」
？？「やはり集まっていたか」
？？「まあ何かあったら大体初期刀様のとこに行きますよね。極になった生意気初期刀様の」
？？「図太さに磨きがかかった初期刀にな」
国広「後半悪口だぞ」
鯰尾「わぁ、随分とちっちゃくなりましたね！」
長谷部「愛姫より小さいぞ」
鶯丸「どうしてそんなに小さくなったんだ？」
国広「うるさいぞ！俺も何故小さくなったのかわからん！」
愛姫「ていうかみんな知ってる？今、この本丸の初期刀がお兄ちゃんになってるって・・・」
国広「そうなのか！？」
鯰尾「知ってるよ」
鶯丸「大包平が馬鹿デカイ声で言っていたからな」
長谷部「宗三に変な生き物を見る目で見られた」
にっかり「数珠丸に心配されてしまったよ」
国広「知らないの俺だけか」
愛姫「ていうか肝心のお兄ちゃんは何処に？」
鯰尾「確かに」
長谷部「手分けして探すか」
愛姫「国広は私と一緒ね」
国広「何故だ」
愛姫「だって国広、他の刀には見えないから」
ムスッとする国広。
その小ささでその顔されると心が痛むな・・・。