山姥切長義の"もしも" (ページ14)

今日:3 hit、昨日:34 hit、合計:2,704 hit

待機組の昔話　ニページ14

国広side
小竜「流石愛姫」
燭台切「かっこいいなぁ。愛姫ちゃん」
小豆「それで？かわいいはなしは？」
国広「それは沢山あるぞ。雷に驚いたり、いつも「お兄ちゃん」と言って本歌について回ってたり、手合わせに勝ったときの笑顔だったり、誉を取ったときだったり、主と女子会したのを楽しそうに話している顔だったり」
小竜「え、待って待って女子会？」
燭台切「結構やってるよ。一週間に一回くらいの頻度で」
国広「もう部屋一緒にしろとか思ってる」
燭台切「でもそうなったらそうなったで長義くんが拗ねそうなんだよね」
国広「因みに女子会にはたまに加州と乱が参加している」
大般若「女子会ではなく女子力高い刀会だね」
長谷部「あとこれは余談だが、月に一回、元第一部隊は主と一緒に外に夕飯食べに行ってる」
どや顔の長谷部。
小豆「なんだそれは。うらやましい」
国広「酔った鯰尾はダメだ。彼奴に酒を飲ませてはいけない。俺たちはそう誓った」
酔った鯰尾が店を半壊にしたからな。
大般若「愛姫は酒は飲むのかい？」
鶯丸「飲むぞ。日本酒もだが西洋の酒もいける」
大般若「今度酒飲みに誘おうか」
燭台切「飲ませすぎないでよ」
大般若「わかっているさ」
国広「はっ。俺の部屋の秘蔵酒は無事だろうか」
大般若「こりゃ良いことを聞いた」
国広「飲むなよ大般若」
燭台切「愛姫ちゃんの可愛いところなら僕沢山言えるよ」
国広「ほぅ」
燭台切「野菜が美味しそうに育ったって報告しに来る時の顔とか、厨のお手伝いしてくれるところとか、主と一緒にお花を育ててるところとか、加州くんや乱くんとお洒落したときの姿とか、次郎さんにお化粧されて少し恥ずかしそうにしてる姿とか、長船の刀として恥じないように行動してるところとか」
にっかり「長い長い」
小豆「まぁ愛姫はおさふねのなかでもすえっこだからな」
大般若「可愛がりたくもなるさ」
小竜「あの謙信ですら愛姫を甘やかそうとしてるんだよ」
燭台切「長義くんは中々甘やかせないみたい」
国広「人を寄せ付けないオーラを出しているときがあるからな」
鶯丸「それはさぞかし取っつきにくいだろうな」
燭台切「甘やかそうとしてるんだよ！」
鯰尾「ただいま戻りました～」
国広「おかえり」
後ろには、薬研、乱、一期、大倶利伽羅、歌仙がいた。
一期を除く四振りが少し怪我をしているように見える。
暗くてよくわからない。
愛姫「さぁ、軍議の続きをしよう」
彼女の顔は怒りに満ち溢れていた。
一体何があったんだ・・・。