増援 ページ12
愛姫side
愛姫「誰から探す？」
鯰尾「いち兄」
即答。
謙信「てわけしていったほうがいいとおもうぞ！」
愛姫「そうしたいんですけど、誰がいつ襲ってくるか。それに中の内情がどうなっているかわからない限り、バラバラに行動するのは危険かと思います」
謙信「そうか・・・」
愛姫「でも、ナイスアイディアでしたよ」
鯰尾「身内にあまーい」
愛姫「鯰尾人のこと言えなーい。・・・で？一期はこの時間帯どうしてるの？」
鯰尾「考えるまでもなく弟たちと遊んでるね」
謙信「いつもいっしょにいるところをみるんだぞ」
愛姫「粟田口、仲良しだよね」
お兄ちゃんと国広が同じくらい仲が良かったらこんなことにはなってなかったのかもなぁ。
昔は仲が良かったりして。
鯰尾「お、本丸が見えるようになったね」
本丸が見える崖の上に着いた。
愛姫「皆武装状態。無闇に入るのは得策じゃないね」
心なしか殺気だっている刀が多い。
鯰尾「まぁ俺たちが暴れればなんとかなるでしょ！」
愛姫「は？なるわけないじゃん」
謙信「なにをいっているんだ？」
鯰尾「冗談だって・・・」
はっと謙信さんが顔をあげる。
謙信「だれかきたんだぞ」
愛姫「ニ、いや三振り」
鯰尾「一振り対一振りね」
愛姫「わかってるって」
ガサッと茂みから誰かが出てくる。
喉元を狙ってくるこの攻撃は
愛姫「乱っ・・・！」
乱「ってなんだぁ。愛姫ちゃんか」
愛姫「誰だと思ったの」
乱は刀を納める。
乱「いち兄、薬研、出てきていいよ」
一期「鯰尾！」
鯰尾の無事を確認し安心する一期。
薬研「鯰尾兄、良かった」
愛姫「三振りも、国広の記憶はあるの？」
薬研「ああ」
一期「粟田口で覚えているのは私たち三振りだけでね。消えた元第一部隊と長船の皆を探しに行こうという話になったんだ」
乱「まったく！本丸の皆の目を盗んでここまで来るの大変だったんだからね！」
愛姫「来てくれてありがとね」
一期「他の皆は何処にいるんだ？」
鯰尾「秘密基地」
愛姫「あながち間違いではない」
薬研「そんなとこがあったのか」
愛姫「そこに歌仙と伽羅も連れていきたいんだけど」
乱「任せて！探して説得してくる」
薬研「二振り一緒に連れてくると面倒だ。乱、大倶利伽羅の旦那を連れてきてくれ」
乱「了解」
鯰尾「集合場所はここにしよう。待ってるね」
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年4月4日 20時
