山姥切長義の"もしも" (ページ2)

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違和感ページ2

愛姫side
そう言えば、今日は久し振りの出陣だったなー。
国広が隊長だっけ？
愛姫「おはよう堀川。国広知らない？」
堀川「国広って山伏国広？」
愛姫「いや。山姥切国広だけど」
堀川「山姥切国広はまだいないけど」
愛姫「え？」
国広はまだいない？
堀川、いっつも布洗濯しようと格闘してたのに？
山伏にいつも一緒に山に連行されてたのに？
いない、とは。
夢？夢か！
いやにリアルな。
考えながら歩いてると曲がり角で誰かにぶつかった。
そんなベタな・・・。
？？「すまん、大丈夫か？」
愛姫「ってて。鶴さん・・・、泥んこ」
鶴丸「穴掘ってたからな」
掘るなよ・・・。
鶴丸「あの寝不足初期刀様を眠らせるための布団つきだ」
愛姫「国広と光忠さんが怒っちゃうよ」
鶴丸「堀川国広か？」
愛姫「いやだから山姥切国広だって」
鶴丸「そいつはまだこの本丸にはいないが・・・。どうした愛嬢。疲れてるのか？」
愛姫「いいや？全然元気だけど」
太鼓鐘「愛姫！山姥切が探してたぞ」
愛姫「どっちの？」
太鼓鐘「どっちって、山姥切長義だけど」
お兄ちゃん？
お兄ちゃんしか、"山姥切"はいないの？
やっぱり、夢じゃない？
鶴さんとぶつかった時だって痛みを感じた。
何が起こっているんだか。

国広side
何だ、ここは。
真っ暗だ。
悪夢か？
ハッ！電気、電気を点けよう。
点かん。
おっ。何か扉っぽい奴に触ったぞ。
開けてみよう。
眩しっ！
朝か？
目の前を誰かが走りすぎていく。
山姥切と同じ、銀髪。
ただ、違うのは背丈と髪の長さ。
その人物はふと、足を止め、此方を振り返る。
ん？何かいつもより背が高くないか？
彼奴とは長い付き合いだ。
目線くらい把握してる。
愛姫「国広！？っえ！ちっさ！」
国広「はぁ？」
ん？声高くないか？
愛姫「えー、短刀になっちゃったの？乱くらい小さくなってるよ」
国広「はぁぁぁ！？」
一体何が起こっているんだ！