前の主の兄 ページ25
朝日side
暇だなぁ。
よし、政府にでも行くか。
下の喫茶店で何か飲もうかな。
主「朝日！今暇ですか？」
朝日「まぁ。暇って言われたら暇だけど」
主「勉強を教えてください」
朝日「え？」
主「僕、学校に行けなくて。それでいつもは長谷部や日光に教えてもらってるんですけど、遠征や出陣でいなくて・・・」
僕の采配ミスです・・・。としょんぼりした顔をする少年。
朝日「うーん。・・・あ」
主「あ？」
朝日「ちょっと待って」
ポケットから端末を取り出す。
そして、"ある人物"に電話を掛ける。
？？「どーしたどーした」
朝日「いやさ、ちょっと頼みたいことがあって」
？？「朝日なら何でも大歓迎さ！すぐ来てくれても構わないよ！」
朝日「じゃ今から行く」
？？「待ってるよー」
電話をきる。
主「何処か行くんですか？」
朝日「うん。少年もね」
主「え！？」
朝日「今日の近侍は？」
主「膝丸です」
朝日「膝丸呼んで出掛ける支度してきて」
主「わかりました！」
膝丸「どこに行くのだ？」
朝日「んー。へんた、・・・・・・・・・教師の所」
膝丸「おい、怪しい単語が聞こえたぞ」
主「言葉を選びましたね」
朝日「ついた」
本丸のチャイムを押す。
？？「待ってたよー！」
朝日「ぐえ」
門が開くなりいきなり抱き締められた。
主「朝日、この人は？」
朝日「えーと、"元"教師の審神者です」
？？「ヨロシク〜。僕は楢葉。朝日の前の主の兄です！きみは？」
主「僕は瑞浪です！」
楢葉「よしよし瑞浪。ここには勉強しに来たんだよね」
主「はい」
膝丸が寄ってくる
膝丸「あの御仁が変態？どこがだ」
ヒソヒソと話す。
朝日「今は少年を生徒として見てるからね。要するにショタコンなんだよ」
膝丸「・・・毛利藤四郎とどちらが酷い」
朝日「比較対象に毛利を持ってくるのが腹立たしいけど毛利の方が酷いよ」
膝丸「そうか」
楢葉「と、言うわけで、これから一週間に三回になったからね〜二人とも！」
朝日「え、何が？」
楢葉「だからここに瑞浪くんが来る回数！」
朝日「あ、うん。そうだ楢葉。今年、彼処に行った？」
楢葉「うん。行ったよ。早く見つかると良いね」
朝日「ん・・・」
主、膝丸「「？？」」
朝日「今日勉強して帰るよね、少年」
主「はい」
朝日「じゃあよろしく楢葉」
楢葉「任せろって！」
楢葉も主のお墓参りに行ってたんだ。
私の方が先に行ってたんだね。
妹に花も供えに行ってなかったら私がぶっ飛ばしてるとこだったよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年3月29日 19時
