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朝日side
暖かい日差しが差し込む粟田口部屋。
粟田口部屋はいつも、兄弟の楽しそうな声で溢れている。
一期「おやつを持ってきたよ。みんなで食べよう」
乱「やったー」
前田「今日のおやつは何ですか?」
一期「ばぁむくぅへんという異国の菓子だよ」
薬研「穴の空いてるヤツか」
朝日「それだとどーなつもだよ。ばぁむくぅへんっていうお菓子は、どーなつより大きい」
鯰尾「まぁ食べてみれば違いがわかるでしょ」
朝日「切り分けるの手伝うよ、いち兄」
一期「ありがとう」
あぁ、懐かしいなぁ・・・。
・・・懐かしい?
何で、懐かしいっていう気持ちになるんだろう。
あぁ、そうだった。
私の本丸は、もう・・・。


お供「おお朝日殿、大丈夫ですかな?」
朝日「え?」
どうやらうたた寝をしていたようだ。
鳴狐「随分、魘されてた」
朝日「少し、懐かしい夢を見てました。大丈夫ですよ」
鳴狐「辛いことは、誰かに話すこと。それは鳴狐たちじゃなくてもいい」
朝日「ありがとうございます」
自分の端末が鳴る。
太鼓鐘「朝日!早く来てくれ!○○国××サーバーの本丸が襲撃されてる!」
本丸、襲撃。
脳裏をよぎる、あの日のこと。
朝日「すぐ行く」
自分の神気を辿り、刀を呼び出す。
と、同時に内番着から戦装束に服が切り替わる。
辺りに桜吹雪が舞った。
朝日「鳴狐さん。少年に政府案件で出陣すると伝えておいてください」
鳴狐「わかった。・・・気をつけて」
朝日「はい。行ってきます」

三日月宗近がいた本丸→←救世主 日光一文字



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作者名:兼さんの耳飾り | 作者ホームページ:http://yuzunoki  
作成日時:2023年3月29日 19時

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