喧嘩してるらしいです ページ13
朝日side
その本丸は無事、見習いの乗っ取り危機から脱出した。
審神者「ありがとうございました。貴方方が来てくださらなければ、どうなっていたことか」
山姥切「俺からも礼を言う。ありがとう」
二人して深々と頭を下げる。
加州「ちょ、止めてよ。俺たちはただ仕事をしただけなんだから」
蛍丸「そうだよ。これからも、幸せに暮らしてね」
日向「そうだね」
三日月「では帰るとするか」
朝日「それでは。・・・ああ、それと、朝日藤四郎はきっと貴女たちが笑って暮らすことを望むと思うので、ちゃんと前を向いて生きてくださいね」
そう言って、政府に帰還した。
加州「柄じゃないことしてやんの」
朝日「別に。私は本丸に戻るよ」
太鼓鐘「そっか。朝日には帰る本丸があるんだったな」
日向「羨ましいよ」
朝日「そう？私は政府暮らしでもいいと思うけど」
三日月「はっはっは。早く帰ってやれ。きっと審神者も首を長くして待っているぞ」
朝日「そうかな。それじゃあね」
蛍丸「バイバーイ」
主「あー、朝日やっと帰ってきました！」
陸奥守「今、おんしの力が必要なんじゃ！」
朝日「なんなの？お腹空いたんだけど」
主「うー、実は、今織田と黒田が大喧嘩してるんです」
朝日「なんでそうなったのさ！？」
今剣「きっかけは、日本号と長谷部ですよ」
陸奥守の後ろから今剣がひょっこりと顔を出す。
朝日「ウチの馬鹿共がごめんなさい」
主「粟田口も気まずくなってるんですよ」
朝日「何故に」
陸奥守「博多、薬研、厚じゃ。一期がオロオロしちゅう。朝日、もうこれ以上気まずくせんどいてや〜」
朝日「政府に帰ります」
主「行っちゃヤダ！です！」
朝日「大体、なんで喧嘩してるの？」
主「それが・・・」
歌仙「長くなるだろうから食べながらお聞き」
後ろから歌仙がやって来た。
夕飯は味噌汁、白ご飯、沢庵、塩鯖(丸焼き)だった。
主「喧嘩の発端はですね、日本号さんがへしに『何故黒田家の話をしないのか』という話から始まりまして」
今剣「それを、織田と黒田にえんのあるかたながきいていたんです」
朝日「んぐっ！げほっげほげほっ」
陸奥守「大丈夫がか！？」
その話を織田と黒田に縁のある刀の前でしちゃダメでしょ！
主「そこから左文字、粟田口を巻き込んでの大喧嘩になりました」
朝日「え、小夜と宗三が喧嘩してるの？」
陸奥守「正確には"左文字と粟田口が"に近いにゃあ」
朝日「身内がごめんなさい」
マジで何してんの？
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年3月29日 19時
