rainbow box ！ 7th

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崇裕






藤井「 ほんまや、顔変わってる」




濱田「 よかったわ 」




重岡「 へ？いみわからん、なんで笑ってんの … 」






体調悪化してんのにみんなから良かった良かったと笑われて、


理解できずにちょっと不機嫌やけど、
俺とメンバーの顔を交互に見て 、


おん、その顔はしげそのもの。






濱田「 ん？ こういうの、待ってたってこと！」



重岡「 … ？ よぉわからん 、」



桐山「 ていうか体温計遅ない？鳴った？」



重岡「 …… あ、 うわ、ストップ」





しげが脇を覗いて、思いっきり抜いた。





中間「 は、ちょい抜くなし」


濱田「 うわ、39.5やって、これまだ終わってないで」


桐山「 これ以上の現実受け止めきれなくて止めたやろ」


重岡「 んん〜… げほっ 、げほっ」






ごろん、とベッドに身体をふたたび倒して、
とろん、とゆっくり目が泳ぐ。







重岡「 …きもちわるい、」



中間「 吐く？」



重岡「 吐かへん 、」



濱田「 なんやねん(笑)」



重岡「 もうやばいの、 からだじゅう、グラグラしてる」





んぁぁ〜〜〜〜と変な声を出しながら、
寝返りを打ってうつ伏せに。





桐山「 辛そうやなぁ、薬は？」



中間「 解熱剤飲む？飲むならなんか食べんと」



重岡「 … や、食べへん … はぁ 、」



桐山「 ちょっとでええねんで？お粥嫌やったら果物とか、」








うつ伏せのまま、ぼーっと一点を見つめて、

またポツリと、食べれない 、と。






息が苦しいのか、背中がヘコヘコ上下する。



どうしてやることも出来ひんくて、
ただその忙しない背中をゆっくりゆっくりさすり続けていると、




ほんまに一瞬だけ、わずかに背中が波打ったと思ったら




重岡「 ぇほっ、 …ごほっ … はぁ、っ」




えずくことなく、静かに吐いた。




桐山「 おわ、吐いた吐いた、」



藤井「 ほい、タオル」





ベッドに手をついて身体を支えて
吐いてもそれをどうにかしようとさえできない様子で、

虚ろな目ぇしてる。







濱田「 しげちゃん、布団片付けるから一回降りれる？」




しんどいやろうけど身体を支えてベッドから降りてもらうと、




濱田「 おぉ、限界か。笑 ええよ休み」




無言で床に身体を倒してそのまままた眠った。

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