・・・ ページ4
淳太
めちゃめちゃ不機嫌やのに、
熱のあるしげは神ちゃんに簡単に操られて。
青白い顔に似つかないちょんまげをつけて、
不服そうな表情。
重岡「 …… … 、寝る 」
中間「 おう、寝とき、ソファやなくてベッド行こ 」
重岡「 大丈夫や、うっとおしいって… 、」
さりげなく支えようとした手を振り払われて、
危なっかしい足取りでベッドまで。
桐山「 えっ、もう寝たん」
中間「 ベッド着いたらもう一瞬やったわ」
桐山「 顔色やばいな、可哀想に…」
照史がお粥を運んでくれた頃には既に寝とったしげ。
強がっても、身体は正直やな。
汗ばんだ額に指をすべらすと、
青白い顔では想像つかないほど熱をもってた。
：
：
寝てる間は静かに休ませてやらなと思って、
メンバーみんなリビングに集まって、
適当に過ごしとった。
流星に至ってはパソコン広げ始めるし、
ご飯食べ出すやつもおるし、
いや楽屋ちゃうねんなって。笑
重岡「 … げほっ、 ゴホッゴホッ 、」
静かだった寝室から咳き込む声が聞こえる。
もう寝て2時間くらい経ったんか。
中間「 起きた？ 、うわ待って、大丈夫か？」
覗きに行くと、身体を起こしてゲホゲホ嫌な咳。
その合間に一生懸命息を吸い込もうと背中を激しく揺らして。
重岡「 げほっ、…げほっ！ はぁ… っ、」
中間「 苦しい苦しい、」
思わず駆け寄って背中をさすってやる。
こういうの、絶対俺やない。
普段なら淳太気持ち悪いって毒吐くのに、
ぐったりと俺に身体を預けてしまうんやから、
そうとう具合悪いんやろなって。
小瀧「 うわやばそう 」
桐山「 ヒィヒィ言うてるやん」
咳が落ち着いてからもなかなか呼吸が安定しないのは、
きっとさっきよりも高熱やから。
ハァハァ 、ヒィヒィと苦しそうに肩を上下させる。
桐山「 熱はかるで」
照史が体温計差し込んでくれても無反応。
かわりに目に溢れそうなほど涙を溜めてぼーっとしとる。
中間「 なんちゅう顔してんの 」
バチッと目が合ったからそう声かけると、
重岡「 ……… くるし〜〜〜 、」
そのまま顔をぐしゃっと歪ませて、
ふたたび俺にもたれてきた。
桐山「 あ、ベッタベタになった 笑」
小瀧「 みんなー！しげ戻ったでー！」
望がリビングおるほかのメンバーに呼びかけると、
え〜まじで？とわらわら集まってきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1094人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shihok0712(プロフ) - しげちゃんとメンバーのやりとりが優し過ぎて，何回もシリーズごと読み返してます。メンバーにとってしげちゃんはまさに手のかかる子ほど可愛い，という言葉そのものな存在なんやと思います。これからも沢山の物語を楽しみにしています。 (4月17日 13時) (
レス) @page15 id: ebf12df227 (このIDを非表示/違反報告)
なな - こゆずさん！更新ありがとうございます！今回のお話も凄く素敵でした！！これからもこゆずさんのペースでいいので更新楽しみにしていますね！！ (2021年10月10日 0時) (レス) id: 3176ccab77 (このIDを非表示/違反報告)
たくたるゴまム。(プロフ) - またまた素敵なお話をありがとうございます！次の更新も楽しみに待ってます！ (2021年5月16日 10時) (レス) id: 908144d194 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - かみしげのお話待ってました！！いつも本当に優しいお話をありがとうございます。これからも楽しみにしています！！ (2021年5月16日 6時) (レス) id: e344ea4f1b (このIDを非表示/違反報告)
こゆず(プロフ) - みゆさん» 嬉しすぎるコメントにひっくり返りそうです、！！！作品を愛してくださって嬉しいです。涙 これからも毎日読んでくださいね！笑 (2021年5月16日 1時) (レス) id: 8e4d395d03 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こゆ | 作成日時：2021年1月15日 12時
