rainbow box ！ 7th

・・ ページ3

智洋









濱田「 桃缶とー、ゼリーとー、冷えピタとー、………」




はまちゃんは信じられへんくらいの大声で
リビングのテーブルに買ってきたものを並べて、


その奥では、キッチンで照史がお湯沸かして調理を始めようとして。





中間「 みんな自由すぎ 」


ツッコミながら棚を物色してる淳太がいちばん自由やと思うけど。





重岡「 … 上がってええなんて言ってへん 、」


藤井「 んは、おそいおそい 」


神山「 ごめんなぁ、手遅れやわ 笑」





ソファに深く腰掛けて、
メンバーが行き交うのを見つめて、やっと一言。笑




熱、高そうやなぁ。



汗ばみそうな暖房ガンガンの部屋の中で、
かなり厚着して、表情はぽわぽわ力がない。





神山「 しげ汗かいてるやん。暑ないの？」



聞こえてんのか聞こえてへんのか、
黙ったままソファに身体を倒す。





重岡「 … はぁ、 … っ 、」



神山「 … ちゃうわ、冷や汗か。」




横になったままぶるっと身体を震わせて、
顔中したたる汗が、冷や汗だとわかった。





小瀧「 通りで顔真っ白なわけやわ 、」



神山「 とりあえず汗ふき、前髪もとめといたらスッキリするかも」



前髪が顔に張りついて気持ち悪そうやから、
持ってたゴムで縛ってやる。





重岡「 … なん、これ」



藤井「 ぶはっ 、顔こわ 、」




前髪がぴょこっと立って、おちょんぼになったしげは
もう子どもにしか見えへん。

それでいかにも怒るとこも。笑

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