気になるあの人は ページ36
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真剣な表情で読む夏組。
読んでる途中なのに一成が泣き出した。謎。
他の夏組のみんなは読み終わったみたい。
｢正直、こんなに思われてたとは思わなかった。嬉しいです。Aさんありがとうございます。これからもよろしくお願いします｣
｢天馬いい子｣
｢今度オレが作った服来てもらうから。分かった？｣
｢うん。幸もいい子｣
｢今度沢山少女漫画持っていきます！！｣
｢うん。椋も一緒に読む｣
｢A大好きー！さんかくー！｣
｢ありがとう｣
｢Aさん……ぅう、オレも大好きだから！｣
｢はいはい｣
その間にたまたま談話室にいた臣と太一、万里にもあの便箋を渡す。
｢なんか、薄くね？｣
｢秋組にはそれで十分。左京は一文。でも、それだけで伝わるから。きっと｣
｢なる｣
｢読んでもいいッスか？｣
｢もちろん。夏組なんてもう読んでるし、今更｣
そう言うと、一斉に封筒を開け中身を取り出して読む十座と莇、左京を除く秋組の面々。
｢…………え？これだけ？｣
｢？いつも言いたいことは言ってる。演技については素人だから。ちなみに左京以外はみんな文字数同じ。みんな同じくらい感謝してる。…ありがとう｣
自分自身丸くなったと思う。人と関わる事が好きじゃないアタシが左京との出逢いを通してこうして大切な人達が出来たのは文字通り奇跡なんだろう。きっと。
｢Aさん！俺には？俺にはねぇーの？｣
｢ある。はい｣
急に扉が空いて入ってきたのは莇。開けっ放しのそこから十座も来た。二人にも手紙を渡して読んでもらった。案の定万里達と同じ反応だった。
｢んで？クソ左京のは？｣
｢一文｣
｢はは！ウケる。何書いた？｣
｢左京に言わないって約束するならいいよ｣
｢もちろん！あのクソ左京に言うわけねぇーじゃん！｣
自信満々に言う莇に少し笑って耳元で答え合わせをする。そうすると、大きな声で驚いていた。面白い。
｢ええーーー！！！ずりぃ！Aさん俺にはそう思ってないわけ？｣
｢思ってる。でも、左京が一番最初だし、左京がいなかったらアタシここにいないから｣
｢そうだけどよ…ムカつく。クソ左京のくせに｣
｢ちょっとー！俺っち達にも教えてくださいッス〜！｣
｢そうだぞ。莇だけなんて狡いじゃないか。それに、左京さんにさえ秘密にすればいいんだから俺達にだって知る権利ぐらいあるだろ？｣
｢そうだそうだー！｣
｢それじゃあ、莇から聴いて。そろそろ左京帰ってくる｣
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勘久朗 - 左京さんをパパにして至さんを弟にして真澄を彼氏にしたい。 (2019年11月15日 23時) (
レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
勘久朗 - ヤバイ･･･好き･･･吐血する･･･真澄も左京もかっこよすぎ･･･真澄も左京も純愛･･･嫁にしたい･･･てか至さんの世話したい･･･(通常運転) (2019年11月15日 23時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ｢解釈の一致｣ってこういう事なんだなって思いました。尊いおぶ尊い。最高です。そして秋組もかわいい。読んでて心がきゅんきゅんしました。ありがとうございます。 (2019年3月19日 3時) (レス) id: ee1f3c5304 (このIDを非表示/違反報告)
しゆにだ(プロフ) - あぁ、左京さんとこんな恋したい。パパほしい。ほんとに夢のようだった ありがとうございました！！これからも頑張ってください！ (2019年1月16日 21時) (レス) id: cc0fafd6d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - 左京さんの優しさとかっこよさ、満開カンパニーのみんなの優しさが伝わってくる小説でした！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年11月28日 1時) (レス) id: 07636e0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡椒 | 作成日時：2018年4月22日 1時
