番外編:ゆく年くる年3 ページ10
夜もすっかり遅い時間となり､年越しはもうすぐそこである
シロナ､ダイゴは手持ちのポケモン達に介護されながらそれぞれの帰るべき場所へ帰っていった
ワタル｢全く…嵐の様な2人だな｣
『ふふ…突然やって来てビックリしました』
テーブルに散らばった空き缶や瓶､空になったお皿などを片付け年越しそばを温める
グリーンとイブキはテーブルに突っ伏して眠り､レッドは居間のすぐ目の前の庭に出てポケモン達と戯れている(雪の中)(半袖で)
AもAでお酒が回り若干ポヤポヤしている
ワタルはと言うと顔はいつもよりほんのり赤い位で特に酔っ払っている様な様子はない
『グリーンとイブキさん眠っちゃってますけど…お蕎麦食べれますかね』
ワタル｢まぁ起こしたらいいさ｡うん､いい香りだ｣
『落ち着きますよね』
ワタル｢あぁ､1年の終わりにこれを食べる意味がよく分かるよ｣
5人分の器に盛り付け､居間へと零さないように慎重に運ぶ
ちょうど庭から雪まみれのレッドが帰ってきた
『うわレッド凄い真っ白!』
レッド｢いっぱい積もってた｣
ワタル｢いくらなんでも風邪を引くぞ｣
レッド｢平気｡お蕎麦できたの?｣
『うん､体拭いて食べよ｡あとグリーン達起こして』
薬味を取りに台所へ戻るとグリーンの悲鳴が今から聞こえた
どうやら体に着いた雪を首につけたらしい
悲鳴によってイブキも目を覚まし､眠い目をこすりながら台所へ
イブキ｢あら…ごめんなさい､手伝えなかったわ｣
『大丈夫ですよ､これ持っていってください』
イブキ｢えぇ｣
フラフラとした足取りで戻っていく彼女をAはハラハラと見送る
『大丈夫かな』
ワタル｢平気さ､眠って少しは酔いが覚めただろう…Aこそ大丈夫か?シロナ君に大分飲まされていたけど｣
『大丈夫です､ちょっと熱くて頭がふわふわするだけなので｡ワタルさんは…大丈夫そうですね』
ワタル｢まぁ俺は飲み慣れているからね､そこまで飲んでもないし｣
談笑しつつ､台所の片付けを終えお蕎麦を食べに居間に向う
居間からはレッドとグリーンの言い合いが聞こえた
『でもホント…フスベで､ワタルさん達皆で年越しできるなんて夢みたいです』
ワタル｢…｣
『今年の年越しは今までで1番楽しかったです!ワタルさん､招待してくれてありがとうございます』
ワタル｢…俺も同じ気持ちだ｡こちらこそ､一緒に今日を過ごしてくれてありがとう｣
─来年もまた､一緒に年を越せますように─
パルキア｢ぱるぱるぅ!(皆､良いお年を!)｣
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冰輪(プロフ) - 続き待ってます！！ (2月6日 9時) (
レス) @page43 id: 3dfd0d46a5 (このIDを非表示/違反報告)
冰輪(プロフ) - コメント失礼します！116話のダイゴの台詞のひとつがダンデになっています。とっても面白くて好きです！ (2月6日 9時) (レス) @page33 id: 3dfd0d46a5 (このIDを非表示/違反報告)
momizi0825(プロフ) - コメント失礼します!続き待ってます! (1月20日 1時) (レス) id: a200abc37f (このIDを非表示/違反報告)
らる - コメント失礼します！読んですごく面白いので更新をいつでも待ってます (12月23日 16時) (レス) @page43 id: 28b9feb329 (このIDを非表示/違反報告)
ライスカレー(プロフ) - コメント失礼します！とても面白くて一気読みしてしまいました。続きを楽しみにしています！いつでもいいので、気が向いたときにでもまた更新してほしいです！ (10月21日 23時) (レス) @page43 id: 99fa8549ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒梨 | 作成日時：2020年11月10日 12時
