第110話 ページ21
｢さぁいよいよ準決勝の始まりです！！まずはAブロックを勝ち抜いたのはかの悪名高きマレディクシオン家の令嬢A！！｣
ワアァッと歓声と共にコートへ姿を現すA
｢対するBブロックを勝ち抜いたのは我らがドラゴンストーム！トップジムリーダーキバナ！！｣
一際大きな歓声が上がり、キバナもコートの中央へと足を進める
キバナ｢オマエならここまで来るって思ってたぜ｣
『！』
キバナ｢俺もオマエも目指すものは同じ、チャンピオンに勝利することだ…特にオマエは何か深いワケがあるのかもしれないが｣
『……』
キバナ｢だが！どんな事情があろうとここでオマエのチャレンジは終わりだ。ジムチャレンジの時の俺様と同じだと思うなよ？ここで俺がオマエに勝ち、ダンデを倒す！！｣
『…いいえ、勝つのは私です！！』
お互いが高らかに勝利を宣言し、ボールを構える
審判を合図に2つのボールが宙を舞った
キバナ｢行くぜコータス！！｣
『行くよインテレオン！！』
────
｢チャレンジャーのインテレオンのねらいうちが決まった！急所ですこれは痛い！コータスここでダウン、ヌメルゴンに交代です！｣
解説と共にAとキバナのバトルが映し出された画面を眺める男が1人
｢……｣
男の顔は無表情でありながらも彼の目は恐ろしい程に冷え切っていた
男が見つめる先には画面に映る自分の娘の姿
いつになく光の灯った、生き生きとした目をしている
｢……｣
｢ハイドレイン様｣
｢…娘は何と｣
｢は、お嬢様は全力を尽くしますと仰っておりました｣
｢そうか…｣
｢…｣
｢……そちらの準備は整っているか｣
｢勿論でございます｣
｢………では私もそろそろ行くとしよう｣
ハイドレインと呼ばれた男はゆっくりとシュートスタジアムへと向かう
ハイドレイン･マレディクシオン
Aの父であり、現在のマレディクシオン家の当主
シュートスタジアムへと向かう車内ではファイナルトーナメントの様子が流れていた
｢ジュラルドン戦闘不能！よって勝者チャレンジャーA！！決勝へと駒を進めました──！！｣
キバナを打ち倒し、いよいよAは決勝へ、チャンピオンと勝負をする資格を手に入れた
ハイドレイン｢…後少し、か｣
車内の小さな画面に映る笑顔でポケモン達に抱きつくAを氷のような目で見つめるこの男は一体何を考えているのだろうか
ハイドレイン｢この
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冰輪(プロフ) - 続き待ってます！！ (2月6日 9時) (
レス) @page43 id: 3dfd0d46a5 (このIDを非表示/違反報告)
冰輪(プロフ) - コメント失礼します！116話のダイゴの台詞のひとつがダンデになっています。とっても面白くて好きです！ (2月6日 9時) (レス) @page33 id: 3dfd0d46a5 (このIDを非表示/違反報告)
momizi0825(プロフ) - コメント失礼します!続き待ってます! (1月20日 1時) (レス) id: a200abc37f (このIDを非表示/違反報告)
らる - コメント失礼します！読んですごく面白いので更新をいつでも待ってます (12月23日 16時) (レス) @page43 id: 28b9feb329 (このIDを非表示/違反報告)
ライスカレー(プロフ) - コメント失礼します！とても面白くて一気読みしてしまいました。続きを楽しみにしています！いつでもいいので、気が向いたときにでもまた更新してほしいです！ (10月21日 23時) (レス) @page43 id: 99fa8549ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒梨 | 作成日時：2020年11月10日 12時
