病院と私と攘夷志士。

闘病生活１１日目 ページ12

桂side


‥‥‥『紅桜』の出来事が起きてからなかなか目を覚まさない銀時。



すまぬ‥‥




リーダーや新八くんも、とても心配していた‥




くそ、俺が気を抜いていなければ、銀時がこんな目にならなかったのに‥‥


本当にすまぬ‥‥






Aside

窓から見る外の景色に飽き、座って何か考え事をしている桂さんを観察していたら‥‥


桂さんの目から、一筋の涙が流れた‥‥



A「‥‥ええっ！？かっ‥‥桂さんっ！？」



桂「‥‥ﾊｯ、ど、どうした？」



桂さん自身は気付いていないようだ‥‥


私は急いで私の服の裾で桂さんの目元を拭ってあげた‥



桂「‥‥////」



ふふふ、なんか、子供みたい‥‥





すると、また桂さんの視線が坂田さんの方へ向く‥‥

そして、また、桂さんの目が潤む‥‥




A「‥‥大丈夫ですよ‥‥絶対に坂田さん、目を覚ましますよ」



桂「‥‥そう‥‥だな」
　


桂さんの声がどんどんと震えていく‥‥



私は、坂田さんの近くへ寄り、頭を撫でてみた‥‥




A「‥‥わ、モフモフ‥‥」



桂さんはずっと私がモフモフしてる様子を、見ている‥‥






なんか、照れちゃう‥‥///






ーーモフモフすること約30分



A「ﾓﾌﾓﾌﾓﾌ(*･ω･)‥‥」



銀時「‥‥っ‥うぅ‥」




桂「ぎっ‥‥銀時っ！」




A「起きたっ‥‥！！」



急いでナースコールを押し、先生を呼んだ‥‥




医者「坂田さん、僕のこと、見える？」




銀時「‥‥っ‥‥うぐっ‥‥」





待ってる間は何も苦しんだりしていなかったのに、急に苦しみ、もがき始めた坂田さん‥‥




医者「‥‥落ち着いてください‥‥すいません、今、貴方のその状態では薬が打てないのですよ‥‥」




銀時「っ‥‥うぐ‥ヅ‥‥ラ‥‥」




桂「！ぎ‥‥銀時っ！俺は、ここにいるぞっ！」



なんとか一命をとりとめると、一応、安全域に入ったから、病院内は歩いて良いらしい


けど、私たちも、坂田さんも注意しなければいけないことがある。




それは、坂田さんの急性の過呼吸らしい。




それは、すぐに治るちゃあ、治るらしいのだけども、気を付けなければならないらしい‥‥




わかるよ‥‥凄く辛い。




何かのトラウマで、発生したらしい‥‥





‥‥お互い、大変っスね( ´・ω・`)

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