怪談 ページ8
黒田side
長谷部「さて、これは青江に聞いた話だ」
加州「はいアウト」
大和守「青江って時点で出るヤツ確定」
長谷部「黙って聞け」
豊前「それで?なんだ?なにか出るのか?」
キラキラした目で長谷部に先を促す豊前。
ほとんどの刀は震えている。
長谷部「コホン。三ヶ月ほど前だそうだ。夜中、ふと目が覚めて窓の外を見ると、白い何かがゆっくりと窓の外を通り過ぎたそうだ」
長義「ふっ。それは偽物くんじゃないかな?」
国広「バカ言うな。俺はその時点ではすでに極だ。故に俺ではない。•••は?俺じゃないなら誰なんだ?昔はよく歌仙に布を洗われないよう深夜そうやって外を逃げ回っていたんだが」
自分で自分を怖がらせてる兄妹面白い。
ちょっと今笑い堪えるのに大変なんだけど。
歌仙「どおりで、深夜きみの部屋に行ってもいなかったわけだ。昔は布と共に忽然と姿を消していたんだよ、彼」
稲葉「それも十分怖いんだが」
長谷部「まだ続きがある。その翌日、また同じものを見たそうだ。その時は、本丸の中を通っていたらしい」
大和守「ぎゃあああ!!」
加州「痛い痛い痛い!!安定、腕!離せ!亀甲のとこ行けよ!」
亀甲を指差す加州。
亀甲「さすがにそれは勘弁かな」
お断りされてるし。
長谷部「それから、奴の姿を見ていないという」
豊前「まだ本丸の中にいるかもしれねーって事なんだな」
??「huhuhu•••。それは、是非とも会ってみたいものデスね」
大柄な、ふわふわした髪の刀が面白そうに笑う。
豊前「だよなぁ村正!」
なるほど、彼は村正というのか。
長谷部「さて、次だ」
桑名「え、まだあるの?」
南泉「勘弁しろっ!」
長谷部「まだまだあるぞ。次は、次郎太刀だ」
歌仙「なんでそんな御神刀に聞き回ってるんだい!」
長谷部「あいつら、視えるからそういう話たんまり持ってるんだ」
陸奥守「もう帰らせとうせー!」
叫び声は虚しく響くだけだった。
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兼さんの耳飾り(プロフ) - まやさん» ありがとうございます!大変申し上げにくいのですが、フォローを私の手違いで消してしまいまして、もしよろしければ、もう一度、フォローをお願いします。 (2月14日 16時) (レス) id: be8d9d1ec9 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 主様!Twitterフォローしました!(*^^*)作品楽しく読ませていただいています、頑張ってください\(*⌒0⌒)♪ (2月13日 11時) (レス) id: 95a12d0162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兼さんの耳飾り | 作者ホームページ:http://yuzunoki
作成日時:2024年2月3日 16時