第4話 ページ6
シロナ「それは…本当に?」
『ほ…ほんとです…おなかのとこにけががあったから…それをなおして……きっと…そのおれいなんじゃないかなって……ありがとうっていったら…そのままとんでいっちゃって』
目に涙を浮かべながらありのまま起きたことを話すA
メッソンも心配そうな表情でAの手を握る
『たしかに…わたしはマレディクシオンのにんげんですけど……とったりしてないです…あのポケモンをいじめたのもわたしじゃないです』
震えながら話す少女が傷だらけだということに気づくシロナ
そして彼女の腕に抱えられているメッソンを見る
シロナ「…先入観に囚われてたわね」
『…!』
深い溜息をついてそっとAの頭を撫でる
シロナ「マレディクシオン家の人間だからって…全員が全員悪人ではないわよね……ましてや貴方みたいな小さい子なんて…」
『…』
シロナ「ごめんなさい、また怖がらせちゃったわね」
『いえ…』
シロナ「ひどい怪我ね…どうしたの?」
『…これは………』
シロナ「…話したくなかったら無理に話さなくていいわ」
『はい…』
シロナ「…それより、さっきの…あの話は本当?」
『はい…あれはなんていうポケモンなんですか?すごくおおきかったです…』
シロナ「あれはね、恐らくパルキア」
『ぱる…きあ』
シロナ「シンオウの伝説によるとパルキアは空間を司る神様なのよ」
『かみさま…』
シロナ「パルキアというポケモンは空間を自在に操ることができ、空間の狭間で生きているの」
『そんなすごい…ポケモンだったんだ』
シロナ「えぇ」
『…それで…しらたまって…なんですか?』
シロナ「詳しい事はあたしもよく分からないの…けどそのしらたまは、パルキアが持つことによって真の力を発揮する不思議な玉だって…」
『え?…じゃあ…どうしてわたしに』
シロナ「…恐らく貴方はパルキアに認められたんでしょうね」
『…?』
シロナ「…まぁあたしにもそれは分からないわ、でもきっとそれを持っていたらまたパルキアに会えるかもしれないわね」
『ほんとですか?』
シロナ「多分ね…あたしもパルキアに会いたいわ」
『じゃ、じゃあまたパルキアがきたらシロナさんのところにいきます』
シロナ「ほんと?」
『はい!わたしも…もっとパルキアのことしりたいから…』
シロナ「ふふ、楽しみにしてるわね!」
─────
シロナ:この時の年齢大体15才位
最初マレディクシオン家だと知って嫌悪した
しかし少女のポケモンや少女自身の様子を見て認識を変える
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ユキ - 等身大カビゴン雪だるまってw雪だるまの下り面白い (2022年10月26日 20時) (レス) @page35 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
みずの - このシリーズに今まで出会えなかった事が悔やまれるほどに面白くて素晴らしい作品ですぅ....(泣)))ありがとうございますぅうう""" (2021年6月21日 14時) (レス) id: f49d756fab (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - パルキアの心の声?みたいなのがすごい好きで一人で笑ってます! (2020年10月25日 19時) (レス) id: 2cbd1529ad (このIDを非表示/違反報告)
さたぽ - 人物紹介?なのかな?それがめっちゃ面白いんですがwwwww最高ですねwwww (2020年6月7日 13時) (レス) id: ac2614cbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - もしやTRPGやってます…?SAN値チェック出てくるたびに笑いを堪えてます…! (2020年2月29日 19時) (レス) id: cf2a49dd6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒梨 | 作成日時:2020年2月10日 19時