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第42話 ページ46

ワタル「そんな怯えることないだろう?とって食べたりしないんだから」
『いやいや無理無理無理です』
ワタル「ここまで来たんだ、実力は十分ある」
『うううう』
ワタル「君のポケモン達を信じているんだろ?」
『信じてます…信じてますけどっ!』
ワタル「ならば良し…ドラゴン使いのワタル、いざ参る!!」
『はやいいいぃ』


ちょっとは時間くれよ!?とガッタガタのAはワタルに合わせてボールを投げる


もう恐ろしくてたまらないといったAとは違ってワタルは生き生きとしていた
まぁそれはそうだ
小さい頃に出会った弱々しい少女が今や自分と戦えるまでに成長したのだから

ワタルはAとバトルするのを心待ちにしていた
だからこそグリーンに対して感謝している(Aには悪いが)今度高いご飯奢ろう


しかしここまで怯えられるのは想像してなかった
そんな状態でよくここまで来れたなと逆にビックリした


しかしいざバトルになると“成程ここまで来るだけはある”と納得した


さっきまでの怯え具合はどうした
目には確かに涙が溜まっているもそれは立派なトレーナーの瞳だった


力強く輝く瞳は真っ直ぐこちらを射抜く


ゾクリと身体が震えた


あぁ、キミと戦えるのを待っていたよ…!









ワタル「カイリューはかいこうせん!!」
『インテレオン、ハイドロポンプで相殺してっ!!』


ここまで成長しているとは思わなかった
俺の手持ちは後一体
しかしどうだ?彼女は未だ瀕死がいない…!

的確で、そして素早い指示出し
ポケモンの相性もよく分かっている

初めてAと出会った時に感じた才能…
どうやら俺の勘は当たったようだな




はかいこうせんとハイドロポンプがぶつかり合う
ぶつかった衝撃により辺りに蒸気が立ち込める
お互いのポケモンはそれなりに疲弊してきている


霧のような蒸気が消えた
そしてインテレオンは真っ直ぐに指をこちらに向けていた


『インテレオン、れいとうビーム!!』
ワタル「しまっ…!」


インテレオンは次にどんな指示が出されるのか読んでいたのだろう
煙が晴れる前から既に見えないカイリューへ狙いを定めていた


カイリューは反動で動けない
真っ直ぐにれいとうビームが放たれる


ワタル「耐えろ、カイリュー!!」


ワタルの声も虚しく、ゆっくりとカイリューの大きな体が地面へと倒れた

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ユキ - 等身大カビゴン雪だるまってw雪だるまの下り面白い (2022年10月26日 20時) (レス) @page35 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
みずの - このシリーズに今まで出会えなかった事が悔やまれるほどに面白くて素晴らしい作品ですぅ....(泣)))ありがとうございますぅうう""" (2021年6月21日 14時) (レス) id: f49d756fab (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - パルキアの心の声?みたいなのがすごい好きで一人で笑ってます! (2020年10月25日 19時) (レス) id: 2cbd1529ad (このIDを非表示/違反報告)
さたぽ - 人物紹介?なのかな?それがめっちゃ面白いんですがwwwww最高ですねwwww (2020年6月7日 13時) (レス) id: ac2614cbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - もしやTRPGやってます…?SAN値チェック出てくるたびに笑いを堪えてます…! (2020年2月29日 19時) (レス) id: cf2a49dd6e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒梨 | 作成日時:2020年2月10日 19時

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