第34話 ページ37
バサッバサッと行き慣れた森の上を飛ぶ
アーマーガアは下りるぞと一声鳴き､ゆっくりとあまり揺れないように森の中へ下りていく
森に近づくにつれ､見慣れた人影が目に入る
『ワタルさん!』
ワタル｢やぁ､久しぶりだねA､アーマーガアも｣
｢カアー｣
地面につくなり､Aはアーマーガアを撫でくりまわした後､飛び降りてワタルとカイリューに駆け寄る
アーマーガアもチョコチョコとAの後ろに付く
『お久しぶりです!カイリューも久しぶりだねぇ』
｢リュー!｣
ワタル｢カイリューもAに随分と懐いているからね､まだかまだかとグルグル飛び回っていたよ｣
『ふふ私も会えるの楽しみだったよ〜』
グリグリ擦り付けてくるカイリューの頭をヨシヨシと撫でれば相当嬉しかったのかカイリューがお返しとばかりにギュッとハグをする
『わぶっ』
ワタル｢あっこらカイリュー!…大丈夫か?｣
『はは…大丈夫です､加減してくれてたみたいなので』
ワタル｢そうか…なら良かった(ﾎｯ｣
『それに…ウチの子と比べれば全然へでもないですよ』
ワタル｢あぁ…そういえばいたな(察し｣
『進化前でも結構くるものがあったんですけど…まさか進化してからもとは…』
ワタル｢その癖を直そうとはしなかったのか?｣
『うーん…何度も試みたんですけど……』
ポンッとボールから出せばソレは勢いよくAに突っ込んでいった
『げふっ』
ワタル｢A!!｣
勢いよく突進されたAは突進してきたポケモンと共に倒れ込む
『さ…ｻｻﾞﾝﾄﾞﾗｧ……』
｢ギャウｯ!｣
｢クアー…｣
Aに引っ付いて離れないサザンドラをやれやれと言った表情でアーマーガアが引き剥がす
うぅ…と呻くAにワタルとカイリューは慌てて駆け寄り起こす
『ご…ご覧の通り……全く直る気配がないんです…』
ワタル｢キミが殿堂入りを果たした時にも見たが…毎回毎回大丈夫なのか…?｣
『はい慣れました』
そう､Aのサザンドラはモノズの頃からずっとAを見る度突進して行くという癖があるのだ
とっしんなんて技覚えさせた事ないと言うのは本人談
『懐いてくれている証拠なんでしょうけど…』
ワタル｢うん､俺から見ても随分とAに懐いている…が､流石にサザンドラの突進を受けるのは身が持たなくないのかとても心配なんだが｣
『まぁ本人は全力で突進してる訳じゃないので…現に私今も生きてますし…大丈夫ですよ!そんな所も可愛いですからね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 426人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキ - 等身大カビゴン雪だるまってw雪だるまの下り面白い (2022年10月26日 20時) (
レス) @page35 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
みずの - このシリーズに今まで出会えなかった事が悔やまれるほどに面白くて素晴らしい作品ですぅ....(泣)))ありがとうございますぅうう""" (2021年6月21日 14時) (レス) id: f49d756fab (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - パルキアの心の声？みたいなのがすごい好きで一人で笑ってます！ (2020年10月25日 19時) (レス) id: 2cbd1529ad (このIDを非表示/違反報告)
さたぽ - 人物紹介？なのかな？それがめっちゃ面白いんですがwwwww最高ですねwwww (2020年6月7日 13時) (レス) id: ac2614cbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - もしやTRPGやってます…？SAN値チェック出てくるたびに笑いを堪えてます…！ (2020年2月29日 19時) (レス) id: cf2a49dd6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒梨 | 作成日時：2020年2月10日 19時
