第28話 ページ31
『ん…』
ゆっくりと目を開く
いけない…眠っちゃってたか…
『ふあ……』
ワタル｢おはようA｣
『おはようございま……ワタルさん!?』
眠い目を擦り見ると目の前にはワタルさんがカイリューと一緒にいた
『あ…ごめんなさい…ねてて…ぜんぜんきづかなかったです…』
ワタル｢構わないよ､随分と気持ちよさそうだったから起こすのも申し訳なくてな…今日は天気がいいから､眠ってしまいたくなるのもわかるさ｣
はは…と笑いながら私の頭を撫でる
優しい人だなぁ…
ふと､私の頭を撫でていたワタルさんの手が止まり､顔つきが険しくなる
ワタル｢…顔色が良くないな……もしかして､ちゃんと休めてないのか?｣
『えっ?』
ワタル｢どこか､具合が悪いとかは無いかい?｣
『あっ､だいじょうぶです…とくには…』
ワタル｢しっかり眠れてるかい?｣
『…きのうはたしかに…ねるのおそくなっちゃいましたね…』
そう､昨日は色々忙しかったから…
って言ったそばからワタルさん怖い顔してる…
ワタル｢それは良くないな…｣
『わ…ワタルさん?…そんなしんぱいしなくてもだいじょうぶですよ?…こういったことにはなれてるので…』
そう言うとますます顔が怖くなった
なんでだ
ワタル｢それは駄目だ……わかった､とりあえず今はまた眠った方がいい｣
『はい?』
ワタル｢少しでも身体の疲れを取るためだ…いまここにいる間だけでも寝なさい｣
『え?あの』
ワタルさんは全くこちらに耳を貸さず､自身のマントを脱いで私にかける
そして私の隣に座る
ちょっとよくわからないなー
『あの､ワタルさん?』
ワタル｢俺の肩にもたれかかって､はい目を閉じる｣
『えっと…』
ワタル｢…キミはまだ幼い…それでいて満足に睡眠を取れないのは成長に響く…日頃の判断能力にも影響が出るし何より身体に悪い｣
『…』
ワタル｢せめて､この時だけでもゆっくり寝るといい…大丈夫､パルキアが起きたら俺が知らせる…安心して寝なさい｣
ワタルさんの声はとっても優しくて…くっついてるからかとっても暖かくて…さっきまでの眠気がまた戻ってきた
ねちゃっても…いいかな…
『…はい……おやすみなさい…ワタル…さ……』
ワタル｢あぁ､おやすみA｣
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ユキ - 等身大カビゴン雪だるまってw雪だるまの下り面白い (2022年10月26日 20時) (
レス) @page35 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
みずの - このシリーズに今まで出会えなかった事が悔やまれるほどに面白くて素晴らしい作品ですぅ....(泣)))ありがとうございますぅうう""" (2021年6月21日 14時) (レス) id: f49d756fab (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - パルキアの心の声？みたいなのがすごい好きで一人で笑ってます！ (2020年10月25日 19時) (レス) id: 2cbd1529ad (このIDを非表示/違反報告)
さたぽ - 人物紹介？なのかな？それがめっちゃ面白いんですがwwwww最高ですねwwww (2020年6月7日 13時) (レス) id: ac2614cbe5 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - もしやTRPGやってます…？SAN値チェック出てくるたびに笑いを堪えてます…！ (2020年2月29日 19時) (レス) id: cf2a49dd6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒梨 | 作成日時：2020年2月10日 19時
