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『あ、、ごめん…』


驚いたような顔で私を見る2人に謝って、


『帰る、ね、』


帰ろうとした。


けど動かし始めた足は裕太の言葉で止められた。


裕「幸せっていうのは…自分が後で後悔しない、自分が幸せだって思える事」


...どうせ裕太達は私を好きなだけ。太輔にとられたくないだけでしょ?


私に後悔しないでほしいとか、幸せになってほしいとか思ってない。


『...私は大丈夫。太輔にとられたりしないから』


裕・宏「は?」


『自惚れてるな...(笑)けど裕太達は私の事とられたくないだ「違う」


宏光が私の言葉を遮って話し始める。


宏「..この前、、俺らAの部屋行った時。あれさ、Aがどっちかを好きになってくれたらAが幸せになってくれると思ってあーゆー事した」


こーゆーのを優しさって言うんだよ。


私の為にあんな事......


『...じゃあ私の事は、』


裕「好きなのは変わりない」


『じゃあ同じ時間に帰ったのは、?』


宏「同じ時間に帰って公平に戦ってた」


ごめんね、裕太。宏光。


そんな事してくれても私の気持ちは変わらないんだよ。


幼稚園の頃から、ずーっと好きだった人の事、そんな簡単に諦められない。


今は太輔のそばにいたい。


たとえ、梨花の“代わり”だとしても。

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作者名:本条優柚 | 作成日時:2017年3月18日 4時

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