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嘘だよ。冗談でしょ?


そんなの言われたら…


『諦められなくなるじゃん…っ、』


太「本当…ごめん。」


いつの間にか太輔の涙は止まってて、逆の立場になってた。


そして私はいつの間にか最低な言葉を口にしてた。


『梨花の記憶が戻るまででいい……私を梨花の代わりにして下さい…』


太「っ………Aの事、、梨花に置き換えてもいい、?」


それで…太輔の側にいられるなら、それでいい。


ごめんね、梨花。


自分の気持ちを隠せない、こんな最低な事する私を許してください。


『、いいよ』


太輔の顔が近付いてくる。


そして、私達の影は重なった。


離れたあと、太輔は、


梨花に記憶なくしててもこういう事してもいいのになって言って。


なんでそうしなかったの?って聞いたら、


“何故かAを選んでた、体が”


って。


『なにそれ、、(笑)』


太「今でもちょっとAの事好きなのかもな」


『冗談言わないでよ…』


太「ま、浮気になるか」


『もう浮気になってるから』


これは許されない恋。


太輔には梨花がいて、


でも私は太輔が好きで、


片思いの罪。


許されないって分かってる。


けど私は梨花の記憶が戻るまで梨花の代わりになる事を決めた。


これは期間限定の恋。


いつかは終わる。


この時、私達の事を裕太と宏光が見ていたなんて考えもしなかった。

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作者名:本条優柚 | 作成日時:2017年3月18日 4時

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