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今日は体調が悪いと嘘をついて学校を休んだ。
さすがに今日は行けない。
『はぁ……』
別に本当に体調が悪いわけでもないけど、ベッドにうつ伏せで寝そべっている。
その時、急に眠たくなって、目を瞑った。
ーーーーーーーーーーーーーー
『ん………え、4時半って…』
いつの間にか寝ていたらしく、時計を見るともう4時半。
スマホを見ると…
梨花今日休んでたけど大丈夫?
そう、メッセージが来てた。
画面をスクロールすると、結構前に太輔から
太輔Aの母さんから聞いたけど風邪?無理すんなよ
って来てた。
幼馴染みだからお母さんが太輔に連絡してたんだ…
梨花と太輔に“大丈夫!心配してくれてありがとう”って送ろうとしたその時。
purururu
『太輔…?』
画面に映し出された“太輔”の文字。
すぐに通話ボタンを押して電話に出る。
『もしも「Aっ…どうしよ…」
『え……どうしよって…?』
聞こえてきた弱々しい声。
いつもの声と違う。
太「梨花が…梨花がっ」
『梨花がなに…?』
聞こえたのは衝撃の言葉。
信じられない言葉。
“いつもの交差点で…梨花が事故に巻き込まれて…”
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作者名:本条優柚 | 作成日時:2017年3月18日 4時