弱いのに強いRMPG少女

俺も ページ48

樹Side








寮内に併設されている

トレーニングルームでダンスの練習を終え

RAMPAGEのリビングへと戻ると…









シーン









誰もいっさい口を開かない。






樹「もどりました…」


やましょ「あっ。いつきおかえり…」







話しかけてくれたのは

やましょーさんだけだったので

俺はやましょーさんに聞いてみた。





樹「やましょーさん。
みんなどうしたんですか？」


やましょ「あ。いつきは聞いてないのか。」
今、美彩が意識不明の重体なんだ…」


樹「え…？」








俺は動揺を隠すことができない。



こんな雰囲気だから

何かはあると思ってたけど…



まさか美彩が。





樹「詳しいことは何もわからないんですか？」


やましょ「あぁ。
ジムで倒れてそのまま病院に
運ばれたらしいからな。
今は、
北人と、陣さんと、海青と、RIKUがいる。」


樹「そうですか…」


やましょ「今、廊下で話してるけどこのあと
LIKIYAさんと、壱馬と、慎が三人で病院
行くらしいよ？人数多いと迷惑だろうしね」


樹「！？っ…」







俺も今すぐに行きたくて。



行きたい衝動が抑えられなくて。



リビングから
廊下へと続く扉を思いっきり開けた。








　




扉の先には

LIKIYAさん、壱馬さん、まこっちゃんの

三人がいて、









樹「あのっ！」








当然のようにこっちを見る三人。








樹「俺も連れて行ってください！」









自分でも気づかぬうちに

俺はそう叫んでいた。

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