今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:722 hit
小|中|大
あさりの酒蒸し ページ11
.
収録終わり、今日は仕事が休みだって言ってた彼女のAに電話をかける。
『今終わった。フットサル行ってくんね。』
「ゆうくん、お疲れさま。いってらっしゃい。」
家に居るはずの彼女の電話口はやけに騒がしい。
「じゃあ、また後でね。」
そう言って彼女は電話を切ろうとするから『ちょっと、待って』とそれを止める。
『A、今どこに居るの?』
「あっ、えっと、…に誘われて、ご飯を食べに来てて…」
『え?途中よく聞こえなかったんだけど』
(A?早く食べないと冷めるよ?)
電話口で彼女を呼び捨てにしたのは紛れもなく男の声。
え?なに、どういうこと?
「ゆうくん、あのね、えっと、その…」
『今どこ?そっち行くから場所教えて』
Aに教えてもらった場所へと向かう。
彼女に限って、俺以外の男となんて考えられない。いや、でも、最近忙しくてあんまり構ってやれなかったから……
信じてるはずなのに、どこか疑ってる自分に腹がたつ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
設定タグ:NEWS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すず。 | 作成日時:2019年4月28日 1時