えっ！？メタルスライムがツイステッドワンダーランドに召喚されたって！？

7話 ページ7

グリムはめちゃくちゃビックリしてる、いやいきなり首輪をつけられたら誰でもビックリするが



「ふぎゃっ！？何じゃこりゃ！？」



「ハートの女王の法律・第23条『祭典の場に猫を連れ込んではならない』猫である君の乱入は重大な法律違反だ。即刻退場してもらおうか」



…なるほど、この人はルールをきっちり守る真面目くんキャラか



ていうかやっぱり猫なのか



「オレ様は猫でもねぇ〜っ！」



違うんかい



「こんな首輪すぐに燃やして…あ、あれ？炎が出ねぇんだゾ！」



「ふん！ボクがその首輪を外すまで君は魔法を使えない。ただの猫同然さ」



は？強くね？…って思ったけどメタルスライムは魔法効かないからそんな事なかったわ



「いや〜、相変わらず素晴らしいですね。どんな魔法でも封じてしまう、リドルさんのユニーク魔法」



ユニーク魔法？何だそれは



人間になって1年くらい経ったけどまだまだ勉強しなきゃいけないことがたくさんだな



「絶対に欲しい…じゃなくて、僕なら絶対にかけられたくありません」



あ、やばい、関わっちゃいけない人だ



「…それよりキミ」



え？僕？



『え？な、何ですか？』



え、まさか僕にもその首輪つけるつもりじゃないよね！？



「口を塞いでいた方の手のひら見せてごらん」



は？え？ちょっとよく分からないけど…出してみる



「…あれ？てっきり火傷してるのかと思ったけれど…僕の思い違いか…」



え？火傷？…何で？



…あ、やっべ、そういうことか



グリムは炎を吐き出そうと口を構えていた



その口を私が手で塞いだのだから火傷したのかと思ったのか



だが僕は魔法が効かない、確かに何かじゅっ…って音したような気がするけど



…もっと魔法に対して用心しないと



「ぎにゃー！離すんだゾ！」



あっちはあっちで話が進んでいたようだ



やっぱあの猫追い出されるのか、ちょっと可哀想な気もするが



「オレ様は…絶対、絶対！大魔法士になってやるんだゾ！」



そう捨て台詞を言ってグリムは追い出されてしまった



「少々予定外のトラブルはありましたが入学式はこれにて閉会です。各寮長は新入生を連れて寮へ戻って下さい」



…そういえば僕結局どこの寮に行けばいいの？



「…ん？そういえば、ディアソムニア寮、寮長のドラコニア君の姿が見えないようですが…」



まだ寮があったのか

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