48話(水鉄砲事件) ページ48
ある休日の事だった
『よし、ユウ。アレやるぞ』
「アレですね師匠！」
グリムは「ま〜たやってるんだゾ…」という目で見ている
アレとは何なのか
それは……
体術講座だ！！！！
…いやいやいや、これでもふざけてるんじゃなくて真剣に考えてやっているんだよ
ハーツラビュルの一件でユウは魔法が使えないくせにオバブロした寮長に立ち向かった事で
ハーツラビュルの寮生にめちゃくちゃ優しくされるようになったんだ
本人は「でも自分見てただけなので…」と謙虚に言っていたがそんなのお構い無しに優しくされる
そんな光景を見た他の寮生はどう思うか？
「何でオバブロの場に居合わせただけであんなにチヤホヤされているんだよ！」となり、いい目では見られないだろう
そうなると、以前より絡まれる事は明らか
なので時間がある時に僕が体術を教えているのだ
え？何でお前はそんなに体術に優れているのかって？だってほぼ物理攻撃無効なのがバレたら面倒くさいじゃん…
というわけで僕はいつものように庭で体術をユウに教えようと思う
〈一方その頃〉
エース・トラッポラは暇を持て余していた
あのなんでもない日のパーティでのオイスタータルト事件からそう日にちは経っていない
特別、宿題があるわけでも予定があるわけでもない
それはデュースも同じだった
そこでエースは考えた。アポ無しでオンボロ寮に行こうと
それを聞いたデュースもオンボロ寮へ向かう事になった
ただ行くだけじゃ面白くないので、水鉄砲を持っていく事にした
何故持っているのかはさておき、作戦はこうだ
扉をノックして、どちらかが扉を開けた瞬間に水鉄砲を浴びせる。簡単な事だ
デュースは少しいたたまれない表情だったが、まああの二人だし別にいっか、となった
この作戦が後にとんでもないことになることは2人はまだ知らない…
〈時を戻してオンボロ寮〉
扉をノックする音が聞こえた
ただし、2人は今庭にいるため、その音が聞こえたのはグリムのみである
グリムは「しょうがないんだゾ…」と思いながら扉を開けた
扉の前にいたのは意外な人物だった
小さなカゴにカップケーキを詰めたトレイ・クローバーがいたのだ
本人曰く、作りすぎたからおすそ分けに来たらしい
それを聞いたグリムは大喜び、トレイもせっかくなので寮に上がる事になった
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カド松(プロフ) - 4話でチルノを思い出した（そんなことよりおうどん食べたい） (2021年1月23日 7時) (
レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
アギロホイッスル - スペクタクルショーで散々メタスラ達を呼び出した旅芸人は私です。すみませんでした。 (2020年10月12日 13時) (レス) id: 0eb0a2954a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - お星様が赤くなりました！ありがとうございます！ (2020年8月14日 12時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 遅くなりましたが、過去最高6位ありがとうございます！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 名無しくんさん» すみません、moleって色んな意味があるらしいですね…この小説では「ほくろ」という意味で使っています (2020年8月8日 23時) (レス) id: 3d08c21fbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2020年7月24日 12時
