美 形 兄 弟 《 ＨＳＪ 》

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涼介side




侑李が熱を出して三日目、光くんに手伝ってもらいながら看病をしてきた

夜は毎日俺がつきっきりで、学校に行ってる間は光くんが頑張ってくれた

だからそろそろ治りそうな気もするけど…




涼「よし、侑李ねんねしよっか？」

侑「…ゃあ…」

涼「どーしたの、泣かないよ？」

侑「うぅ、ふぇっ…ゃぁあっ…」




やっぱ夜になるとグズってしまうんだよな。熱は少し下がってるけど、どうしたんだろ




雄「涼介、俺代わろうか？お前も疲れてるだろ」

涼「大丈夫だよ」




何故か侑李の看病はストレスを感じない。寧ろ癒しを貰えるからいいんだ

それより早く泣き止ませないと




涼「どっか痛い？」

侑「…ふぇっ、…ぽんぽん、ゃぁあっ…」

涼「…腹か…。よしよし、大丈夫」




ぽんぽんと聞いて俺はお腹を撫でた。多分お腹にくるやつなんだな、昨日も吐いちゃってるし




宏「病院でお腹の薬貰ってたから飲ませるか」

涼「そうだね、侑李お薬飲もっか」

侑「…うぇぇぇぇん…！やぁぁらぁぁっ…！」




この通り俺の腕の中で暴れてます。でももう慣れてるから平気


これを飲んで早く治りますように、そう願うしかなかった





____そして、この二日後には侑李のインフルエンザは完治した

しかしこの五日間ずっと隣にいたからだろうか、何故か酷い寒気に襲われている




大「え、何お前。寒いの？」

涼「いや別に。この毛布好きだから俺」

大「意味わかんね」




そう言われたが無視だ。ただ寒いだけ、それだけだ…

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