美 形 兄 弟 《 ＨＳＪ 》

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涼介side




それから宏兄の車で三人で夜間救急に行き、すぐに診てもらえた

結果はまさかのインフルエンザ。本当にどこからもらってきたんだろうと思う




慧「侑李おはよう」

侑「…おぁよ、」

慧「ふふ。あ、涼介ちゃんと寝た？」

涼「寝たよ、大丈夫」




その日の朝も侑李の熱は下がらないままで、いつもより早く目が覚めたみたい

まだリビングには俺と侑李と慧兄しかいないけどね




涼「ご飯作るから侑李見てて？」

慧「はぁい」




それから俺はキッチンに行っていつも通りご飯を作る

でも侑李夜中も吐いちゃったからな…あんまり食えないよな…




侑「にぃに…おはなぁ…けほっ、けほっ…」

慧「鼻水止まんないね…。冷えピタも変えよっか」

侑「んぅ…」




と、侑李は慧兄に抱きついた為慧兄のパジャマは鼻水が付いている

あんなに可愛かったら鼻水までも愛おしい((




涼「てか今日侑李どうする？」

慧「光くんに頼むらしいよ、宏太が言ってた」

涼「なら何かお菓子用意しなきゃ…」




そうそう、光くんっていうのは宏兄の親友なんだ

俺らの家の隣のマンションに住んでて、家でイラストレーターの仕事をしてるらしい

俺らも小さい頃遊んでもらってたからよく知っている




侑「…ひかぁ、…？」

慧「うん、今日は光くんと一緒だよ」

侑「…んふ、ひかぁ…」




出来ることなら学校を休んで看病したいけど、宏兄に怒られるし…

なんて考えながらテキパキと朝ご飯を作る俺



____そして、数十分後



七時前にノロノロと起きてきた宏兄と雄兄、そしてまさかの大貴




雄「雪でも降るんじゃね？」

大「うるせーな、今日は早く起きれたんだよ」

宏「てか光来るから片付けろよ。俺が怒られるんだから」

大「あ、俺の部屋のフィギュアは触るな！って言ってて」

宏「誰も触んねーよ」




やっぱこの三人が起きてくるとうるさい

と、こんな感じで忙しい朝を乗り越える

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