少女の目覚め ページ3
…ここは？
真っ暗で動けない…箱？全く動けないよ
隣で何かが起こっている音が聞こえる。焦げ臭いような？
？「さもなくば…丸焼きだ！」
丸焼き？え？丸焼き？何を？
？「だ、誰か助けて！！」
？「コイツ！待つんだゾ！」
ドタドタドタドタ…
走って逃げた人と追った人が行ったみたい。
私はこの箱の分析をしないと…
鍵で開ける穴は無い、ということは…
力ずくで！蹴っ飛ばす!
ｶﾞﾝｯドガッ！
とにかく開けることはできたみたい。
あたりを見渡すと、棺桶のようなものが浮いている。
私は、誰かに誘拐された？ありえない話ではないし…
なら、まずは状況を分析し、今私がいる部屋がどこなのか調べなければ…
とにかく、私が入っていた棺桶に何かないかな。
私は棺桶に目を向ける。するとそこには…
A「…パソコンと、スマホ？…ここにあったの？良かったぁ〜」
これがあれば電話ができる…そう思ってスマホを起動した直後、私はあることに気づく。
A「…初期化されてる、untitledは？」
untitledはあったものの、アプリや連絡先は消えてしまった。
パソコンは作曲するためのアプリは入っていた。
これまでアップした動画は消えしまったけど。
良かった…
でも誰がこんなことを？スマホとパソコンまで丁寧に入れてるんだし、誘拐ではない…？
？「ああっ！新入生があと1人足りないと思ったら…2人もせっかちさんがいると困りますねぇ」
この人は？あと猫みたいなのと、男の子1人…
？「まだ寮分けが終わってないのは君たち2人ですよ！」
A「えっと、ここは？あなたは？」
？「はぁ〜〜、君もですか…まぁそれは先輩にでも聞いてください。私の名はディア・クロウリー。ナイトレイブンカレッジの学園長です。」
ナイトレイブンカレッジ…学校、ね。なるほど
学園長「ほら、早く。」
？「さ、これで入学式と寮分けは終わりかな？いいかい、新入生たち。ハーツラビュル寮では僕が法律だ。逆らうものは首をはねてやるからそのつもりで」
首を？なんて？
？「……ふぁ〜あ。やっとかったるい式が終わった。さっさと寮に戻るぞ。サバナクロー寮、付いてこい」
眠そうですね…
？「新入生のみなさん。この度は入学おめでとうございます！みなさんが充実した学園生活を送れるようオクタヴィネル寮寮長として精一杯サポートさせていただきますよ。」
…？この人……
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作者名：レインボーローズ | 作成日時：2021年9月11日 12時
