えっ！？メタルスライムがツイステッドワンダーランドに召喚されたって！？ぱーとつー！！

54話 ページ4

いやエーデュースについてはどうでもいい、問題はトレイ先輩だ



「トレイ先輩の怪我ってどんなカンジなんすか？」



「ああ、階段から足を踏み外したんだ受け身をとりそこねて右足を派手にやっちまった。しばらくは松葉杖生活だな」



『…先輩、先日の水鉄砲といいついてませんね』



と、エーデュースコンビを見ながら言う



「なっ！？あ、あれは…まあ俺らが悪いけど…」



「掘り起こさないでくれA…胸が痛む…」



はっ、自業自得だな



「まあそれはそれとして、今年のマジフト大会、俺は見学になりそうだ」



あらそれは残念、まあ松葉杖生活じゃあなあ



「かすり傷だったら渡すのやめようと思ってたけど…コレ、見舞いのツナ缶。元気出すんだゾ、眼鏡」



…え意外といいとこあるじゃんグリム。ちょっと見直したわ



「はは、ありがとな」



「もー、マジ勘弁。主力選手のトレイくんがいないのしんどいし、また選手選びをし直さなきゃ」



それを聞いたエーデュースは目を輝かせた



…お前らなあ



「なんだい君たち。怪我人の部屋にどやどやと集まって」



あ、リドル先輩も来た



「トレイ、具合はどう？何か食べたいものや飲みたいものはある？」



何か風邪ひいた子供を看病する母親みたいだな



「そんなに心配しなくても大丈夫だって言ってるだろ？」



「でも、その怪我は僕のせいで…」



え？そうなの？



「どういう事っスか？」



「用事があって昼休みに3年生の教室へ行ったんだ。その時…」



なるほど、足を踏み外したリドル先輩をトレイ先輩が庇ったのか



それで怪我を…



「なあ、ユウ、Aこれってさ…」



うん、絶対ウッカリなんかじゃないわ



「まーまー！リドルくん、そんな暗くなってもしょーがないって。トレイくんの怪我は残念だったけどその分リドルくんが超頑張ればいいじゃん♪」



「あ、ああ。そうだね」



「ささ、もう怪我人はゆっくり休ませてあげよ。退散、退散〜」



うーん、この話は先輩達にもしておいた方がいいんじゃないかな



僕達は談話室へ通された



「で、ケイト。何かトレイの前では言い難い話があるんだろう？」



「さすがリドルくん、話が早いね。監督生ちゃんたち、トレイくんの怪我について何か知っているんじゃない？」



お、やっぱり先輩達も怪しいと思ってたのかな？



僕達は学園長から頼まれた事を詳しく話した

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