えっ！？メタルスライムがツイステッドワンダーランドに召喚されたって！？ぱーとつー！！ (ページ19)

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69話ページ19

予想通りにレオナ先輩はオバブロしてしまった

「ガアアアァアアァ！！！」

「なんだ、ありゃあ…！？」

「あいつ、リドルみたいに闇堕ちバーサーカー状態になっちまったのか！？」

おい学園長はどこだ、オバブロは魔法士が絶対に避けなければならない事なんじゃなかったのかよ！？

「くっ…立てる者は自力で退避！エース、デュースは怪我人を連れて外へ！リリア先輩、先生達に救援を頼みます！」

「はい！」

「あいわかった。しばし持ち堪えよ」

さすがリドル先輩、こんな時でも冷静だ

僕はというと、どうやってレオナ先輩に睡眠魔法をかけようか悩んでいる

リドル先輩の時みたいに後ろから絡みついて至近距離から浴びせるのもいいんだけど

レオナ先輩は防衛魔法が優秀だから防がれてしまうかもしれない。だから確実に睡眠魔法を当てるために一瞬でも隙を与えなければいけない

ジャックのユニーク魔法はもう既に打ってしまったから使えないし、どうしようか…

…ん、そういえば…

『ユウ、そのシャンプーまだ残ってる？』

「え？ま、まあ残ってるけど…」

『よし、それ貸して』

「いいけど…まさか…」

ああ、そのまさかさ

「うぇ～、なんでこんな怖い目にばっかあうの？オレ、こういうの向いてないんだけど！」

「怖いなら逃げても構わないよ」

「リドルくんを置いて逃げたらトレイ君に後でボコられちゃう。それに…」

ん、何だ？僕の顔に何かついてるか？

「後輩ちゃんが頑張ろうとしてるのに先輩のオレが逃げるワケにもいかないでしょ！」

「よくわからねぇが、レオナ先輩をぶん殴って正気に戻せばいいんだな？」

そうそう、精神分析(物理)だよ

「オ…オレも、手伝うッス…ゴホッ…あそこまで言われて寝てられるかってんだ…」

「ハイエナ風情が俺に刃向かおうってのか？笑えねぇ冗談だ。全員明日の朝日は拝めないと思え！」

よし、みんなやる気十分だ

「ユウ、A！アイツを捕まえればマジフト大会に出られる！気合い入れるんだゾ！」

お前この状況でまだそれを気にしてんのかよ、ある意味1番呑気だな！！