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眠ってしまった北山の顔を少し眺めてから
優しく揺すって起こしてあげた
タクシーは事前に呼んでいたので外に出るとちょうどお店の裏口近くにタクシーが停まったところだった
「北山!タクシー来たよ!」
「ゔぅ……んぅ……もぉ…かぁんのかぁ?……」
「北山、大丈夫?はい、乗って」
「おまーはぁ〜おりぇのことがぁ〜すきかぁきらいかぁ〜」
「もう…北山、声大きいよ」
「ちがうかぁ〜にゃはは」
まだお酒で上機嫌な北山の体を到着したタクシーに押し込んだ
裏口から出たとはいえまだ平日の21時前だから外にはそれなりの数の人がいて
大きな声で騒ぐと目立つ
「どこまで行きますか?」
「あ、すみません。コイツの家までお願いしたいんですけど…北山、住所言える?」
「やらぁ〜ふいがやぁんちにぃいく〜」
「ちょ、ちょっと…」
酔っ払いの北山は俺の腕を掴んでグイッと引っ張った
まだ一緒にいたい
北山が俺の家に行くと言ってくれたことが嬉しいけど
自宅に連れて帰って理性が保てると思えない
「お客さん、そろそろ出発したいんですが…」
「す、すみません…あ、えっと……港区南青山………… までお願いします」
腕を引っ張られタクシーの中に乗り込んで北山の隣に座った
行き先を伝えると俺の右肩に頭を乗せた北山は安心した様に目を閉じて口元を緩めた
右肩に感じる温もりと重みに俺の心臓は更に動きを早めた
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mimota(プロフ) - わぁー、めちゃくちゃうれしいです!ありがとうございます(*'▽'*)気長にお待ちしてますので、ゆうにゃんさんのペースでよろしくお願いします(*゚▽゚)ノ 今はL.O.V.Eの更新を楽しみにまってますね☆太輔さんがんばれーー(*≧∀≦*) (2019年11月6日 18時) (レス) id: e3aff967f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃん(プロフ) - こちらのお話が完結次第、色々妄想してみようと思います(^^)形になりましたらまた投稿しますのでお付き合いください☆ (2019年11月6日 17時) (レス) id: b65aa84b95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃん(プロフ) - mimotaさん» ありがとうございます!mimotaさんも藤北のラブソングに聞こえる仲間ですね!笑【君想い】もいい曲ですよね!私も大好きな曲です! (2019年11月6日 17時) (レス) id: b65aa84b95 (このIDを非表示/違反報告)
mimota(プロフ) - ゆうにゃんさん☆初めまして(*^^*)いつも素敵なお話をありがとうございます!私も大好きなキスマイの曲が藤北のラブソングに聞こえてしまってる1人です(笑) もしよかったら『君想い』のお話をリクエストしたいです!こちらの続きも楽しみにしてます(^^) (2019年11月6日 11時) (レス) id: e3aff967f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年11月2日 21時