今ナニヲ想ウノ

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今日は、とある歌番組の収録


ほかの先輩グループや後輩グループなんかも出演する番組だ


何度目かの出演で慣れたTV局の楽屋へ足を踏み入れる



「ういーっす」



「ミツ、おはよー」
「おはよー」



入り口を入ってすぐのテーブルに並んで座り、末っ子コンビは仲良く携帯ゲームをしていた



「ミツ〜おはよん♪」

「キタミツ、おはよ！……！…ゔぐぇっ…」



ニカ千の隣のソファに座っていた玉森は何故か宮田にヘッドロックをかまし、いつもの様に二人仲良く遊んでる



「いでででぇぇ〜」



痛がりながらもニコニコ嬉しそうな宮田
朝から元気だなー



「たま、宮田、おはよ。お前らいつみても仲良いなぁ〜」



宮田と玉の向かいにあるソファに座り、一人雑誌を読みながらコーヒーを飲んでる横尾さんにも声をかけた



「よこーさん、おはよ！」

「みっちゃん、おはよ」



いつもなら隣に藤ヶ谷がいるはずなのに



「あれ？よこーさん、藤ヶ谷はまだ来てないの？」

「太輔はドラマの取材が先に入ってるみたいで…
終わったから今から向かうってさっき連絡あったよ」

「そうなんだ…」




デビュー前は俺に連絡してくれてたのに


今は、なんでも横尾さん…か……



「ガヤさんのドラマほんと面白いよねー取材もたくさん入ってるみたいだし！」

「でも番宣も大変みたいだねー、昨日ご飯行った時も愚痴ってた！笑」



藤ヶ谷は昨日も横尾さんと一緒にいたんだ

昔はプライベートで藤ヶ谷と会うことがあったけど、今は全くプライベートは知らない



「いーなーいーなー！俺なんてドラマのオファーなんて来ないのにー！一回でいいからドラマの番宣忙しいって言ってみたいー！！」

「にーかーいーどー、お前には無理だからだーまーれー」

「たーまーもーりー、うるせぇ、ダラダラしてねぇーで準備しろ」



またニカと玉の茶番が始まった



いつも通り楽屋は賑やかだった




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